2023年11月28日

モノからコト

静岡県裾野市が企画した、「カーアクション&爆破体験モニターツアー」が結構好評らしく、今朝の全国ニュースでも流れていてビックリ。市内で実際に映画やドラマのスタントシーンなど撮影している場所を、今後ふるさと納税の「商品化」にも考えているらしい。

まぁ、普通爆発とかカーアクションみたいな車に乗る時は、何かトラブルに巻き込まれたような場合しか考えられないから、そう言う意味ではかなりの特異な体験だなと思います。実際に商品化された時には、幾らくらいの価格の商品になるんだろうか。

例えば京都とか古い町並みや歴史が売り物の観光地へ行けば、代替着物レンタルサービスがあって、着物姿だけでなく髪結いとかお化粧までして市中を散策するとか記念写真を撮影するのは、良い思い出。少し前に問題になったけれど、所謂「マリオカート」で街中を走るというのも、本来ならばゲームの中だけの話立った物が現実化するわけで、人気が出るのは良く分かる話。さらに言えば、人気アニメの「聖地巡礼」だって、ある意味自分がその世界の中に入り同化するような体験を獲得するわけだから、 機長である事は確実ですよね。

以前は「爆買い」が訪日観光客のメインだったけれど、最近では有名観光地から知る人ぞ知るとか日本人すら知らないような場所へ行くことがはやり始めているみたいだし、この手の「体験学習」みたいなものも人気になりつつあるらしい。そう言えば、サンプル食品作成なんて以前からやっているけれど、ああ言うに本独自の文化みたいなモノって、色あせないから良いかもしれない。となると、これまでは観光客を誘致するための「モノ」の準備が中心だったことが、今後は興味を引く「コト」の準備が重要になります。その時に、訪日観光客だけ意識してしまうと、国内での人気はで無い「コトの体験」になってしまい、例えば再びコロナ禍みたいな事が発生すると、観光客ゼロの可能性も。となると、国内向けには日常使いとは言わないけれど、それなりにリピート出来るような内容で、海外向けにはいかにも「日本らしい」みたいな希少性があるとベストだけれど、なかなか難しいかもなぁ。ただ、時代は「モノ」から「コト」に移ってきていることは確実なので、そういう方向性での開発が今後は重要になるでしょうね。

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