2023年11月18日

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (14) - 帰国日(2)

SEAからのフライトが遅延し、搭乗開始ギリギリにNRT行きのG4ゲート前にきたものの、搭乗開始時刻の10:00になっても何も起きません。というか、目の前には成田便のCAさん達が5~6人位雑談しているし、その横には3本ストライプ入りジャケットのコパイロットも座っています。暫くするとポディアムにいるスタッフからアナウンスが有り、機内清掃が完了しておらず、その為にまだ食料の搭載も出来ないので、搭乗開始までもう少し待ってください、みたいな内容でした。前のフライトが遅れたのかなと思って、Frightradar24を起動して機材を確認して見ます。今回搭乗するB777-200ERの機材は、登録番号「N74007」という機体。直前にNRTからSFOに飛来してきていて、この日の09:15到着予定が15分の早着と記録されています。となると、乗客の降機の時間を考えても1時間以上余裕があるわけで、何が機内清掃で手間取っているのか。あまり想像したくないけれど、機内で体調を崩した人とかいて汚れた場所とか合ったのだろうか。機材トラブルとか到着遅れとかの遅延理由は何度も経験していますが、機内清掃の遅れでの遅延は多分記憶する限りでは初めてです。

結局ずっと立ったままゲート前で搭乗開始を待ちましたが、ゲート前にいたクルーが中に入っていったのは10:23頃。それから機内の確認と準備が始まるので、介助が必要人達の優先搭乗が始まったのは出発時刻を少し過ぎた頃位でした。続いてミリタリー、GS、幼児連れ、1Kと搭乗が進み、ドアクローズとなったのは11:20過ぎでした。この時点で30分の後れです。遅れを取り戻すためか、ほどなくプッシュバックが始まり滑走路への移動も早めに始まりましたが広い空港だけに移動するのも時間が掛澗す。離陸用滑走路は、直前まで着陸してくる飛行機が使用していたRW28Lに近づくと、その着陸の合間なのか風向きが変わって運用が変わった直後なのか、着陸した機体が誘導路に入ったかどうか位に直ぐに滑走路に入り、そのまま離陸開始となりました。 SFOを離陸したのは11:51でした。それに合わせて到着予定時刻も15:10から16:00に変わっています。そうなると、品川から浜松まで予約している新幹線を到着後直ぐに一つ後に変更しないといけないので、到着後は少しバタバタしそうです。

水平飛行に入り暫くすると、1回目の食事が始まります。まずはCAさんが飲み物と前菜のオーダーを取りに回ります。往路のHND-IADでは飲み物のオーダーだけだったので、「やっぱり前菜をすっ飛ばされた」と思ったのですが、この後の食事を見てビックリ&ガッカリ。やっぱりワンプレートで一度に全部配布されるので、和食を注文すると前菜は和食用のセットになる事が分かりました。左下は「サラダ」で、上中央が前菜で選択した「カプレーゼ」になります。メインのステーキに、こちらだと塩胡椒にバターも付いています。失礼を承知で言えば、近距離国際線で出される食事みたい。唯一良かったのは、往路のHND-IADでの湿気ったナッツと事なり、このフライトで提供されたローストナッツはちゃんとカリッとした食べられるレベルだったくらいでしょうか。さらに、以前だとメインが配布される前とか配布時に、次の飲み物の注文とか聞いてくれたものでしたが、今回は最初に飲み物のオーダーを取っただけで、後は何も無し。でも、この後のチーズとデザートの配布は、昔のようにカートで回ってきていて、何かバランスが悪いなぁという印象。もともとUAの食事にはそんなに期待値は高くなかったけれど、それが更に下がっています。昔ほど飲み食いするような体では無くなっているけれど、やっぱりここまで劣化してしまうと、これから国際線はANA一本に絞ろうかとさえ思ってしまいます。

シンプルな食事の後は、さっさとシートを倒して寝ていくことに。半分徹夜みたいな状態で朝から移動していたので、横になった途端に結構しっかりと寝ることが出来ました。目が覚めると、日本時間でお昼過ぎくらいで後4時間位の場所まで来ていました。全体の半分を少し過ぎた位ですが、ここから日本の時間に合わせて起きていくことに。到着1時間少し前に、2回目の食事(1回目と2回目の間に軽食もあり)が有り、なんとここに「和食」の選択肢が有ってビックリ。実は往路便でも「Salmon with Miso」みたいなメニューがあり「パンに合わないだろうなぁ」と思っていたら、ちゃんとご飯と味噌汁付きの和食のプレートです。流石に恐くて(笑)、私はもう一つのオムレツを選択しましたが、1回目のワンプレート化といい、2回目の場違いな和食メニューといい、UAの意図が良く分からない。その後は、出発が遅れた分成田到着も遅れて、B滑走路のRW34Rへ着陸したのが15:48頃で、そこからのタキシングも時間が掛かり、33番ゲートに入ったのは、定刻よりも1時間近く遅れた16:07頃でした。着陸した瞬間にiPhoneの通信を機内モードから切り替えて、16:45発のNEXと18:10品川発の新幹線を予約しました。機体から外に出て、入国審査は顔認証で直ぐに通過したんですが、荷物がなかなか出てこない。やっと出てきたところで、直ぐ正面が顔認証での税関申告で、殆ど人がいない状態だったのでこちらを通過。日本に戻ったのが、16:25頃で十分に16:45発のNEXに間に合いました。

夕方の到着便の多い時間帯だったからでしょうか、NEXも訪日観光客と思われる人で結構混雑していました。1時間一寸品川駅に到着すると、新幹線への乗り換え時間で20分弱有るので、e-cuteに入り久し振りの和食を調達して新幹線ホームへと移動しました。元々は、品川発のこだま号のグリーン早割を予約していましたが、1時間遅れたのでひかり号の指定席変更。ですから、浜松到着時刻はそんなに違わない状態です。浜松駅に到着した後は、キャリーバッグも有ったのでタクシーで帰宅。今回も、色々トラブルはあったけれど無事に旅行を終えることが出来ました。(続く...)

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