2023年11月13日

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (9) - 久し振りのPure UA Flight

ラウンジを出て出発ゲートの106番ゲート前に来ると、かなり混雑しています。また乗客の人種も、アジア系はちらほら見かけるけれど、中華圏や東南アジアからの人なのか、日本語は殆ど聞こえません。ゲートスタッフのアナウンスも、基本英語でやってるし(笑)。 

で、考えてみたらUAの太平洋線を利用するのは随分と久し振りのはず。調べてみたら、6年前のこの復路便がUAの太平洋横断線利用の最後のようです。当時既に現在のPolaris Sheetの導入は始まっていたけれど、残念ながらその機材には当たらず、今回が初めてのPolaris機材機でのフライトになります。

16:00前になっても、まだゲート前に登場するCAさん達が待っていたので、これは少し遅れるなと思ったら、10~15分位搭乗開始が遅れるというアナウンス。10分程してまずは優先搭乗の必要な高齢者や介助の必要な人から搭乗開始となり、次にミリタリー、そしてGS、幼児連れと続いて、その後が1Kの搭乗になります。私はグループ1の所にANAの習性で並んで今したが、1Kはそれとは別でした。

久し振りのUAはB777-200で、この日のPolaris Classは多分私が指定したところで満席(画面上は)。でも、隣りの1Aが空いたままです。実は、離陸後パイロットが来てここで休んでいました。以前だとカーテンで仕切ったりしたものですが、個室感があるので特にそういう仕切りはしないのかな。

初めてのPolaris Classですが、最初の印象が「シートが狭い」。しかも、座席部分よりもテーブル部分の方が広く取られているように感じます。ANAのThe Roomの前のBusiness Class "Staggered Sheet"よりは斜めの席を入れている分横には広く感じますが、私はANAよりも狭い印象を受けました。その後定刻よりはも早めにドアクローズとなり、機体はC滑走路に向けて誘導路を移動。その後RW16Lを離陸してIADへ向かいます。

久し振りのUAなので、まずは機内システムを弄ってみますが、映画の本数は多いけれど、見たい物が全然無い。日本の映画も2~3本程度で、以前よりも減っている印象です。離陸前には、離陸後暫くはタービュランスの影響があるので、最初の食事サービスが遅くなるとアナウンスしていましたが、そんなに遅れること無く飲み物の配布が始まります。白ワインに、久し振りにUA名物(?)のローストナッツを頂きましたが、何か暖め具合が中途半端なのか、カシューナッツにしてもアーモンドにしてもねちゃねちゃして美味しくない。それでも、それ以外にアテが無いのでチビチビワインを飲んでいて、丁度の見終わりくらいにオーダーした和食のプレートが配布されました。ここで疑問に感じたのが、確かまずは何か前菜があって、その後に和食ならご飯とかおかずとか配布されたんじゃ無かったかという事。でも、目の前にはワンプレートに、シメジご飯に鮭の蒸したものとお味噌汁と漬物。そして、これが前菜代わりだろうか、黄身寿司とおからとムカゴを和えたものと、鰮の幽庵焼きみたいなものがちょこんと乗っています。で、食べてみたら、UAでこれまで食べた和食メニューで最悪の出来でした。唯一シメジご飯は食べられたけれど、それでもご飯がガビガビになっているところがあり食べづらい。お味噌汁は、何故か全く味がしない。塩味も味噌の味も風味も、全くしません。一瞬コロナウイルスの後遺症で味覚が突然無くなったのかと思うくらい。メインの鮭の蒸したものも、かかっている餡が味が付いているのか何なのか全く分からない。普通、塩胡椒の紙パッケージが付くと思うのですが、それも無い。本当「あぁ、醤油を持参すれば良かった」と後悔しました。黄身寿司はとおからとムカゴの和え物は食べられないわけでは無いけれど、一口でご免なさいのレベル。鰮の幽庵焼きみたいなものは、生臭くて駄目でした。これ、羽田で搭載していると思うのですが、どこのケータリングサービスが作っているのか。まぁ、UAの和食は毎回似たようなものだけれど、今回は特に変でした。後でメニューを見つけて見てみたら、そこには前菜として2種類から選択できることと、サラダも書かれていたけれど、そんなもの観た記憶が無いしなぁ... 

その後、さっさと寝ることにしてシートを倒して寝る準備をしますが、Polaris Classは最近アップデートされて、いろいろと環境に配慮した内容に更新されたらしい。寝具類が透明なビニール袋から、四角い布団袋みたいなものに入ったり、アメニティキットが、サイドバッグからボディバッグみたいな形状に変わったんですが、これからファスナーの所が衣類に値札を止めている白い紐みたいなプラスチックのタイラップでジッパーが固定されています。これをねじ切って外さないと、ジッパーが動かない。これは環境に配慮しているのか。しかも、そのタイラップの切ったものがその辺に散らばるわけだし。ちょっと苦労しつつ布団袋のタイラップをねじ切って中の枕と掛け布団をだしましたが、もう一つそれとは別に派手なデザインの膝掛けもあるんですよね。この使い分けがよく分からないし、それならその膝掛けも一緒に太く袋に入れれば良いのにと思うのだけれど。そうそう、布団袋に入っている枕とは別にその半分くらいのサイズの枕も、最初から座席に置かれていて、何か重複している印象。

横になって、途中目が覚めつつも結構しっかりと寝ることが出来ました。問いに立つ時に、最前列のドアの横に、スナックやフルーツ類が置かれたテーブルがセットされていましたが、殆ど和食に手を付けなかったけれどそんなに空腹でも無いので、そのまま座席に戻り、また暫くうつらうつらするモードに。なんせフライト時間だけで12時間以上なので、寝るだけでも結構大変です。その後、到着の2時間位前にシートを戻して、少し体を動かしたりして結構を戻しているうちに到着前の食事となります。選択肢は、パンケーキとサーモンの味噌ソースと言われて「えっ?」。ANAと違って、到着前のミールで和食というかご飯がでる事は先ず無いから、どういうものが出されるのかちょっと興味もありましたが、ここは安全策でパンケーキにしました。でも、半分も食べられなかったけれど、一緒に出されたフルーツは美味しかった。

その後予定よりも少し早めにIADに到着。多分一番端のRW19Rに降りると、少し長めにタキシングをして、C14ゲートに入りました。IADは、ここが最終目的地の乗客はターミナルAへ移動して入国審査しますが、乗り継ぎ便のある乗客はターミナルC/Dで入国審査を受けて、手荷物の再チェックインをするという動線が二つに分かれています。細い通路を延々と歩いてターミナル中央付近の入国審査会場へ行くと、丁度到着便が無い時間帯だったのか結構空いていて、10分程で無事に入国。ただ、この後の手荷物の受取が、荷物の取り出しにトラブルがあったとかで20分近く待たされました。税関審査は何も無く通過して、直ぐに荷物をUAのカウンターへ預けて、さらにその先の保安検査場は運良くUS Citizenのレーンに回されたので5分程で通過。まずはターミナル中央のIAD Polaris Loungeへ向かいます。(続く...)

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