2023年11月20日

サヨナラフィールドゴール

昨日は、Xリーグの試合のために横浜スタジアムへ朝から出かける事に。浜松は、遠州の空っ風が吹いて体感温度が低くて、フード付きのスウェットの植えに、綿入りのアウターを着て出かけたのですが、横浜に到着した「えっ、また夏日?」と思うくらいの暑さ。風も無いので、ポカポカを通り越して歩くだけで汗をかくくらい。

スタジアムの中に入ると、回りをスタンドで囲われているからか、少し吹いていた風も無風状態となり、汗も引かない。直ぐにアウターは脱いで仕舞い、結局そのままスウェットで浜松迄戻ってきましたが、駅のホームに降りた途端に「寒い」。夕方になっていたこともあるけれど、風がある分浜松の方が寒くて、慌ててアウターを撮りだして羽織りました。

日曜日に朝から横浜へ遠征したのは、Xリーグのライスボウルトーナメント準々決勝のIBM対ノジマ相模原の試合を観るため。この対戦は、殆ど毎回僅差の殴り合いの試合になり、しかも同点となりオーバータイムに入った事も何度もある「面白い試合」。今回の試合は負けたら終わりのトーナメント初戦で、IBMはリーグ戦の成績は上位だった昨年、エレコム神戸にまさかの敗戦で終わり、今年は何としても上位に進みたいでしょう。ノジマ相模原も、今年のリーグ戦は勝てなくて、やっと最後に点差を付けて勝利してトーナメント進出を勝ち取り、何とかその勢いに乗りたい所。試合は、序盤はノジマ相模原が先制し、その後攻守ともにノジマ相模原が優勢で前半終了。後半になっても、ノジマ相模原有利は変わらないかなと思いつつも、徐々にIBMもプレーを立て直してきて、一時は7-21と2TD差(2ポゼッション差)あった点差は、4Q序盤にIBMがTD上げてとうとう同点に。その後は互いにデイフェンスが踏ん張り得点が入りませんが、ノジマ相模原が4Q残り1分少しでフィールドゴールチャンスに。距離は問題無かったけれど、ボールスナップが乱れてホルダーのセットに少し時間が掛かり、それでキッカーのタイミングがずれてキックは失敗。九死に一生を得たIBMも、タイムアウトは使い切っているので時計を止められない中、サイドラインに出て時計を止めつつ、何とか敵陣39ヤードまで進んで、パス失敗で残り4秒で時計が止まります。ほぼ無風の中、IBMのキッカーが蹴ったボールは、ほぼ真っ直ぐにゴールポストに吸い込まれて、IBMが逆転サヨナラ勝ち。サイドラインから選手やコーチ全員がフィールドになだれ込んでくるIBMサイドに対して、フィールド上で肩を落としてお通夜状態となるノジマ相模原サイドとの対比が、残酷でもありこれが勝負でもあり、ファンとしては最後まで固唾を飲む試合に感謝したいところ。

考えてみたら、前週末シアトルでの試合も、Commandersが4Q最後にTDで同点に追いつき、Seahawksがボールを苦労して運び、最後はやはり逆転のフィールドゴールでサヨナラ勝ちしたわけで、2週続けて同じようなシーンを観るとは思わなかった。しかも、Seahawksは43ヤードFGでしたが、今回は日本記録に1ヤード足らないけれど56ヤードというもっと長い距離。IBMのキッカーも、これで失敗しても負けるわけでは無くオーバータイムに入るので、多少は気が楽なところも有ったかもしれないけれど、確か試合序盤でもっと短い距離のFGを失敗しているので、自分的には結構プレッシャーがあっただろうなあ。いずれにしても、近年まれに見る激戦で面白い試合でした。 

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