2023年11月26日

修学旅行は復活するか

外国人観光客が押し寄せる京都観光に関してのコラム記事。実は、昨日とある在日外国人YouTuberの方の京都観光旅行の動画を観ていて思ったんですが、「昔は修学旅行の学生の姿が溢れていたけれど、今はそれ以上に外国人観光客の姿が多いなぁ」という事。地域によって旅行先の選択は異なると思いますが、自分が中学生とか高校生の頃だと新幹線を利用して京都大阪方面というのは良くある旅行先の一つでした。だから、京都の映像を見ると、殆どの場合学生服姿とかセーラー服姿、あるいはそれに類した学校の制服を着用した団体が移っていたものだけれど、最近の動画では殆どそういう様子を見ることがありません。

少し前なら、コロナ禍もあったのでそういう行事自体が控えられていたこともあるけれど、最近ではそう言う事も無くなり一斉に修学旅行も再開されていると思うけれど、多分訪日観光客などの増加で修学旅行の団体が入る余地がないんじゃ無いだろうか。人出だけで無く、最近よく言われている貸し切りバスが払底しているとか、宿泊先のホテルや旅館が足りないとか、歪みが今出てきていると思う。訪日観光客の増加だけで無く、コロナ禍でそういう観光業の人材やリソースが払底していたところの補充がまだ間に合っていない、というか多分色々な理由から回復する事は無いんじゃ無いだろうか。

オーバーツーリズムが言われ始めた直後にコロナ禍が始まったから、結局国内のオーバーツーリズム対策は出来ていないままに観光需要が復活してしまったと思うので、現場は大変だろうなぁ。本来ならば、コロナ禍の間に廃業した施設も多いだろうから、残った業者はかなり有利なはずだろうけど、その利点すら活用する余裕がないのが現状だと思います。ただ、やはり旅慣れている訪日観光客の皆さんは、だから京都では無く地方へとベクトルを変更している話も聞くので、上手くそういう分散と集中をすることで、日本全体が潤う気がする。本当ならば、政府なり公的組織がそういう音頭取りだったり、それこそどんどん情報発信をすれば良いのだけれど、中々そこまでは手が回らないのかな。

そう言う意味では、これまでの「京都旅行」という様な画一的な修学旅行も、もっと地方や他の地域にを目指すのも良いかもしれない。少し前だと海外旅行という選択肢もあったけれど、円高の最近では流石に以前ほど海外へ行くというのは大変じゃ無いかな。個人旅行ならまだしも。修学旅行の目的は、自分達の頃は日本の歴史を知るとか、そういう知識補完目的みたいな感じだったけれど、最近で言うなら昔で言う林間学校みたいな「グランピング旅行」とか良いかもしれない。自然の中で食材を調達するとか、物作りをしてみるとか、多分以前も似たようなプランは合ったと思うので、そういう方向性をもっと伸ばすチャンスかも。その上で京都の様な人気観光地は、場合によっては人数制限したりとか、そうやって希少性を出して付加価値を上げていくのが良いのかも。それを当然地元の保護活動に経費として回すとか、色々やり方は有るんじゃ無いだろうか。時代に合わせていく考えも必要だと思う。 

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