2021年8月27日

Xリーグ改革

昨日開催された、今シーズンのプレスカンファレンスの内容公開ですが、2021年シーズンのレギュレーション及び2022年からの新リーグ方式が発表されて、アメフト界隈ではちょっとした騒ぎに。勿論、賛否色々あることは当然だと思うし、現時点では決定している事実も少ないので憶測も含まれるのですが、それにしても発信元であるXリーグとしては、プレスカンファレンスのオマケ的発表では無く、その部分だけでもちゃんとプレスリリースとして出すべきだったんじゃ無いだろうか。

先ずは、今年のリーグ戦に関して新規の情報は、リーグ戦順位の決定方式。これまでは、勝ち星の数で順位付けされていたので、同点での4Q終了時は延長戦を行って決着をつけていましたが、今シーズンは「勝ち点方式」に変更されて、勝利=3点、敗戦=0点、引き分け=1点、と与えられることに。プロ野球と同じく、感染防止の意味があるんでしょうけど、一寸微妙なシーズンになりそう。まぁ、アメフトの場合、中々同点引き分けというケースはどちらかというと起こりにくいけれど。

問題なのは、まだ今シーズンも始まっていないのに、来シーズンに付いての内容。現在、アメフトの国内トップリーグであるX1リーグは、上位のX1 Super 8チーム(1リーグ)と、下位のX1 Area 12チーム(4チーム/ブロックで、3ブロック制)で構成されています。この全体のチーム数=20チームは変わらないものの、かなり大きく変更される様子です。(赤字は個人的推測部分)

  1. X1 Super所属チームを4チーム増やして、12チームとする
    1. それに伴い、6チームずつの2ディビジョン制に移行する
    2. 各ディビジョンの優勝決定試合をボウルゲームとして12月に開催
    3. 多分、現在3日開催のライスボウルが両ディビジョン優勝チーム同士の社会人チャンピオン決定戦になると思われますが、日時は増加する試合数等によっては移動するかもしれない
    4. 今シーズン終了後現在のX1 Super 8チームからの降格は無い
      =現在のX1 Super 8チームは2022年シーズンの新リーグにそのまま残留
    5. X1 Area 12チームから上位4チームが2022年に自動昇格
  2. X1 Area所属 12チームは
    1. 2021年シーズンの結果から、上位4チームが2022年にX1 Superに自動昇格
    2. 2021年シーズンの結果から、10位、11位、12位のチームは、X2の各地区優勝チームとの入替戦を行う
    3. 残り8チームは、2022年から1ディビジョンに再編される
  3. 2022年シーズンの試合数(ディビジョン内、インターディビジョン等未定)、試合日程(リーグ戦やポストシーズンのフォーマット等)、順位決定方法、入替戦などの詳細は、今後決定していく
  4. 2022年シーズンのX1 Super(※名称がこのまま続くかは未定)は12チームでスタートするが、将来的には14チームに増えたり、逆に10チームに減ったりする可能性もある(各チームの実力や運営体制など総合的な判断)
X1 SuperとX1 Areaの関係部分を除けば、2022年からの新X1 Superのフォーマットは、現行のプロ野球に近い形式に成りそうというのが最初の印象。で、個人的に気になる点をいくつか挙げると、

  1. 2022年に最初にディビジョンが決まったら、プロ野球の様にその構成は変わらないのか、以前のように毎シーズン毎あるいは一定期間毎にディビジョン間でシャッフルするのか気になるところ。
  2. 少なくとも、毎シーズン新X1 Areaとの入替戦は発生するだろうから、同一ディビジョン維持と言うことは現実的には無理
  3. ただ、ディビジョン内対戦(5試合/チーム)にインターディビジョンの対戦を追加しても2試合位とすると、毎年同じような対戦が続く可能性はあるので、それを「善し」とするか「悪し」とするか微妙な所
  4. これまでのJapan X Bowl(12月中旬開催)に変わるものとしてディビジョンチャンピオンシップ(ボウルゲーム)を開催するという事は、新年3日の新ライスボウル(社会人チャンピオン決定戦)も動かないという事だろうか。
  5. 勝手な対戦スケジュールを想像すると、
    1. リーグ戦は(期間的な事を考えると)、9月初めから11月終わりまでの3ヶ月間で2週間インターバルの7試合(今シーズンと同様)※ただし、場合によってはもう一週間開幕を前倒しにする必要があるかも
    2. 12月初旬に、各ディビジョン内での準決勝(上位4チームによる、1位-4位、2位-3位対戦)を開催
    3. 12月下旬に、ディビジョナルチャンピオンシップを開催
    4. 新年1月3日にライスボウルで、社会人チャンピオン決定
      ※理想を言えば、3日ではなくもう一週間後ろ倒し出来れば、開幕からずっと2週間インターバルで試合開催が出来るので、本来はその方が望ましいと思う
    5. あるいは、こんな方法も可能かなと。
      1. 12月の第一週にディビジョン2位-3位のプレーオフ開催(リーグ最終戦から1週間後)
      2. その2週間後にプレーオフ勝者と1位チームとのディビジョナルチャンピオンシップを開催
      3. 2週間後の3日にライスボウル
  6. 個人的希望で言えば、
    1. 開幕は9月第一週にして、基本2週間インターバルでリーグ戦開催
    2. リーグ戦最終戦は12月上旬とする。これにより、リーグ戦8試合を確保
    3. 12下旬月にディビジョナルチャンピオンシップの準決勝(4チームor3チーム)開催
    4. 1月始めにディビジョナルチャンピオンシップ(新ボウルゲーム)、1月終わりにライスボウル
    5. 新X1 Super/Areaとの入替戦、新X1 Area/X2との入替戦は、12月中に開催
リーグ戦を8試合にしたのは、インターディビジョンの対戦を3試合にして、ディビジョンの上位3チームは、相手のディビジョンの上位3チームと、下位3チームは同様に下位3チームとの対戦をすれば、一番力が均衡して見応えのある試合が期待出来るかなと思うから。そして、勝ち点方式では無く、勝ち星制で必ずタイブレークを導入するなどして決着を付ける事と、同星で並んだ場合はディビジョン内対戦成績を優先すれば、ディビジョン内順位も特に混乱無く決まるだろうし。課題は、現行のシーズンから一月位後ろに延びることで、これまでのファンも含めて興味を引き留められるか、と言う事。また、その分冬のオフ期間が短くなるから、春のシーズンもどうするか考えないといけませんよね。個人的には、春は完全に交流戦形式にして、西のグリーンボウル、東のパールボウルを、秋のディビジョナルチャンピオンシップゲームの冠にしたら良いと思う。それに合わせてディビジョン名も「グリーンディビジョン」「パールディビジョン」でもいいと思うし、その構成チームは東西関係無く均等に割り振ればいいと思うし。

まぁ、詳細は今シーズン終了後になら無いと決まらないだろうし、先ずは今週から開幕する2021シーズンをちゃんと開催して完了することですよね。

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