2021年11月16日

鬼滅の刃じぇっと


まぁ、この手の「コラボ企画」自体珍しいものでは無いし、航空機にこう言うデザインをする事も珍しくは無いけれど、正直個人的には「何だかなぁ」という気も。いゃ、何か関連があるんならまだ理解出来るんです。「無限列車編」が「無限飛行編」とかだったら、飛行機が舞台になるだろうし、それがジェット機では無くてプロペラ機とか飛行船であっても、それならこう言うコラボも理解出来るけれど、単なる話題性だけでなぁ...

例えばANAのA380は、ホノルル路線専用機だから、そこにハワイの象徴の一つである「ホヌ(ウミガメ)」をプリントするのは、まぁ理解出来るし、これは良いアイデアだと思う。以前有った、B747に鯨の塗装をしたのも、機体の形状を上手く利用したアイデアだと思う。あるいは、東京オリンピック・パラリンピックとか、全国的・世界的なイベントに合わせてそのロゴマークとかメッセージを機体に描くのも、まぁまだ理解出来る。でも、何故「鬼滅の刃」なの、と小一時間。

機体に描くだけで無く、こう言う場合は機内サービスもそれに合わせて特別な物が準備されたりするから、集客効果を狙ってと言う事なんだろうけど、それによって燃費が改善されるわけでも無いだろうし。正直なところ、コロナ禍以前のそれなりに利益があって、余裕があるときならば、まぁこう言う「お遊び」も許されると思うけれど、今こういうことをやるのはどうだろうか。 

ANA(あるいはJALの場合も)側にして見たら、そんなことは重々承知の上で、少しでも航空機利用の機会を増やして貰うために、日頃航空機利用することの無い顧客層への遡及策という認識なんでしょうね。それも、企業努力の一つだと思うけれど、そう言う顧客ばかりでも無い事も認識して、振れ幅や触れる方向性を決めないと、鬼滅の刃に興味の有るでも航空機利用機会の無い顧客獲得には繋がっても、これまでの顧客層からは敬遠されてしまうかも。そこまで目くじら立てる話でも無いとは思うけれど、こう言う場合機体だけじゃ無くて機内も「鬼滅一色」になりがちなのが、自分的には不満というか落ち着かないので嫌いなんですよね。特に酷かったのが、スターウォーズの時で、自分はスターウオーズよりもスタートレックの方が好きなので、そこが先ず合わないと言う問題も有るけれど、飛行機に乗るときには落ち着いて搭乗したい人にはちょっと騒々しい季節なのかな。まぁ、これで少しでもANAの業績が回復されるなら、それはそれでANAファン、青組の一人としては嬉しいけれど。

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