2021年11月10日

優先搭乗再開

ANAが現在は中止している、搭乗時の優先搭乗ルールを、11月15日から以前のルールに戻すという記事。現在の搭乗ルールは新型コロナウイルス感染対策もあり、後ろから前へ、外側(=窓際)から内側(通路側)と言う順番で、グループ1(後方窓際席)→グループ2(後方中央席)→グループ3(後方通路側席)→グループ4(前方窓際席)→グループ5(前方中央席)→グループ6(前方通路側席)と、出来るだけ乗客の接触が無いようにしています。

11月15日以降はそれを、グループ1(AMCダイヤモンドメンバー)→...とステータスとクラスグレード別に戻す訳で、「通常に戻る」という意味では良いけれど、多分搭乗時の効率の面から言うとこれまでよりも落ちるだろうから、搭乗時間は長くなりそうですね。最近は見なくなっていたけれど、ダイヤモンドやスタアラ上位メンバー用の待ち行列が、また搭乗口の前にずらっと出来るのだろうか。あれも変な話で、座席は全席指定なわけで、基本最後には行っても自分の座席はあるはず。まぁ、一番の理由は機無いも値込み手荷物を入れるオーバーヘッドビンのスペース争奪戦なんだろうけど、自分がよく利用するB777とかB787/B767クラスなら、そんなに足りなくなることは無いんですが、それでも冬場とか荷物が多くなる季節は厳しい時もありますからね。

国際線だと、上位クラスだとウェルカムドリンクサービスなんかもあるから、まぁ早く機内に入りたいという気持ちは分からないでも無い。あと、アメリカの国内線だと殆どの人がオーバーサイズ気味のキャリーバッグやブリーフケースを機内持ち込みにするから、荷物入れスペースが絶対的に足りない事情もあるから、先に入りたいという気持ちは分かるんだけれど。ただ、以前のルールだと、どうしても先ず前方の座席から埋まり始めて、最後に後方の座席が埋まることで、通路移動の効率が悪くなるのと、荷物の収納スペースも足りなくなる確率が高くなることで、どうしても出発の遅延度合いが高くなると思うんですよね。そうなると、今のほぼ定時か早着の運航状況が、今後は遅延前提になるかもしれませんね。

個人的には、搭乗時も走だけれど、降機時にももう少し工夫をして欲しい。今は、ゲートインをしてシートベルトオフの表示が出ても席から立ちあがらず、ドアが開いてCAさんの支持があって初めて頭上の荷物入れから荷物を出して良い、というルール。その為、ドアが開いても直ぐにでられず、また同時に急いで荷物を取り出しに皆さん立ちあがるから、どうしても左右でぶつかったりします。例えば、最前列のプレミアムクラスは荷物の取り出しを許して、ドアが開いたら直ぐにでられるようにして、それ以降のブロックは順次荷物の取り出しと移動をするようにしたら、もう少しスムースに降機する事が出来ると思うのだけれど。まぁ、コロナ禍で色々なことが変わってしまい、今は元の状態に戻ることを誰もが切望して居るわけですが、そんな中でもコロナ禍で採用された「良いルール」「友好なルール」に関しては、そのまま残してもらいたいとも思いますね。

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