2021年11月19日

マイルの代償


歩くだけでまいるが溜まる「Miles」が、いよいよ日本でも始まるという記事。 所謂「陸マイラー」に取っては、ちょっとと言うかかなり見逃せないサービスかも(笑)。で、その「マイル」なんだけれど、JALはローンチパートナーに入っているけれどANAは入っていないから、多分自分は参加することは今のところ無いのだけれど、気になるのは「どうして歩くだけでマイルが溜まるの?」という点。

あくまで個人的想像ですが、これを使うと一日の移動履歴や行動属性が丸わかりになるんですよね。勿論、どこそこの誰という事は企業側に提供されることは無いだろうけど、「30代、男性、会社員」みたいな属性とともに、日々の行動履歴が分かれば、企業側としては商品開発や展開の情報としてかなり高品質な情報が集まるでしょうね。

勿論、個人履歴の収集って、こんなアプリを使わなくても、例えばクレジットカードの利用履歴からだってからりの情報が集まります。利用店舗を見るだけでも、日々どの場所に移動して、どう言う購買傾向があるのかデータ化すれば、お店側にとっても有益な情報になります。それが、一日に数名程度の利用では誤差が大きいけれど、特にデパートとかモールとか、日に何百人何千人という利用者があれば、それなりに誤差が収斂して確度の高い購買傾向が得られるでしょうし。最近流行の「〇〇店舗のアプリ」みたいなものも同様。そのお店での購買傾向が分かれば、例えばオンライン広告の掲載だって、より購買意欲をかき立てる物を登場させてくるだろうし。

結局「世の中に只のものは無い」し「只ほど高いものは無い」にも繋がる話だと思う。だからと言ってこのアプリやこう言うサービススキームを否定するわけでは無く、そう言う背景というかリスクというか、そう言うものを理解した上でこちらも自分の利益を最大化できるような使い方をすれば良いわけです。例えば、自宅を特定されたくないのであれば、通常はアプリをオフしておき、例えば会社に着いたらオンにするとか、有る程度の防御策は必要かも。私は、せっかちな性格なので、チマチママイルを溜めるというのが面倒なので、この手のアプリやサービスを使ったことは無いので、ANAが参加しても使うことは無いと思うけれど、シェアビジネスとかこう言うタイプのサービスビジネスとか、やはり時代なのかなぁという雰囲気は強く感じますね。

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