数日前に書いた、ヴィーガン給食の話。よくよく考えてみたら、これって自分が子どもの頃(小学校低学年くらいまで)の朝ご飯がこんな感じだったよなぁと、昔の記憶が蘇ってきました。 まぁ、ジュースなんて無い時代だから、そこはお茶(緑茶)になったり、大豆ミートではなくて、豆腐がそのまま出てきたり、糠漬けが入っていたりと違いはあるけれど、味噌汁の出しは今でも昆布や鰹節で取っているし、肉類(焼き魚とか鶏肉・豚肉)が無いときの食事の内容って大体こんな感じだった気がします。
大体、朝起きると、何日かに一回は鍋を渡されて近所のお豆腐屋さんに豆腐やお揚げを買いに行かされたものだし、鰹節を削るのは自分の仕事で、それをお浸しとか冷や奴に振り掛けて醤油をたらして食べるのが「朝のおかず」だったりしした物。その当時、家は結婚する前の叔父・叔母が居たりしたので、8人とか9人とか住んでいて、その人数が朝・昼・晩と食事をしていから、食事の準備は結構大変でした。夕食時は、祖父とか父親が毎日晩酌をするので、そのお摘まみも兼ねて魚や肉類が出るくらいの豊かさはあったけれど、朝食は野菜中心だったし、お昼は朝の残りもの(仕事で不在の人が多かった)だったしなぁ。前の夜の残りものとかあれば、朝から焼き魚とか煮魚が出る場合もあったけれど、そんな時は殆ど記憶に無い。朝から焼き魚とかハムエッグみたいなものをおかずとして食べ始めたのは、小学校も高学年になってからじゃ無かっただろうか。
家は、一時期裏庭で鶏とか勝っていたこともあって、卵なんかも時々は食卓に出る場合もあったけれど、なんせ人数が多いから一人一個なんていう事は無かった記憶が。一つの卵を溶いて、それを母親と半分ずつご飯に掛けたりみたいなことをやっていた記憶がありますね。殆どの場合は、ご飯と、お味噌汁と、漬物が朝食の定番。反れに、焼き海苔とか佃煮が加わる程度だったなあ。一番育ち盛り、伸び盛りの時にそんな状態だったから、弟と身長が10cm近く違ったのに違いない(マテ-笑)。そんなにひもじい思いをした記憶は無いのは親に感謝しているけれど、後から考えると田舎でもあるし田畑が有ったこともあって、野菜とか味噌醤油ベースの「ベジタリアン時食事」中心だったのは確かです。
それでも、ここまで生きてこられたのだから問題があるとは言わないけれど、今にして思うと、あの頃の食事事情を今わざわざ真似する必要は無い気もします。所謂メタボ対策で、脂質を減らして健康的な食事に切り替えるのなら、野菜中心の食事は効果的だと思うし、実際私の子どもの頃は「肥満教室」みたいなものがあって、当時の体重過多な子どもが、放課後運動したり食事療法みたいな事を学校から指導されて、体重を減らす厳しい生活を送っていたなぁ。今あれをやったら、多分「ハラスメント」「虐待」と言われる気がするけれど。肥満とかアレルギーとか考慮するべき事に対応してやるなら良いけれど、正直なところ子どもの頃ならば「好きな物をお腹一杯食べたい」というのが正直なところで、まずはその願いを叶えて上げるのも給食の目的じゃないかなと言う気もします。
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