2023年10月11日

地球温暖化だけではない?

東京新聞だからと言うわけではないけれど、ちょっと短絡的な内容じゃ無いかと感じる記事。 

約100年間の気象データを整理して、6月から9月までの気温をグラフ化したもので、確かに1920年頃と2023年の様子を比較すると倍以上暑い日が増えているように感じます。記事の中では地球温暖化がと説明しているけれど、ちょっと個人的に疑問を感じるのは、このデータが「東京」のものという事。

実は次のページに、当都心の130年間のグラフと、比較するために千葉・調子のデータも掲載していて、実は千葉・調子の方は、昔と比べて暑い日は増えているけれど東京ほどでは無い事が読み取れます。で、こちらでは都市化によるヒートアライン度現象が少ないからと説明していて、それがまさに私が感じた疑問で、都心場合は気温の温暖化だけでなく、コンクリートによる輻射熱等、緑地等が少ないから気温上昇が高くなる事も無視できないと思うんですよね。でも、最初のページだけ読むとこの100年間の地球温暖化傾向は凄いなと誤解してしまう。ページ最後の

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をクリックして、この都心と千葉の比較グラフまで見れば、ヒートアイランド現象とか他の要因もあるから都心は暑いという事も理解出来るのに、そこまで読み続ける人は少ない気がする。結果手して、意図的なのか無意識なのか分からないけれど、誤った認識を配信している事になるんじゃ無いだろうか。

ページサイズ等の関係で、1ページの記事に出来ないのであれば、最初から都心には他の地域よりもヒートアイランド現象の影響も大きいことを言うべきだと思うし、上記のリンクももっと分かりやすく配置するべきだと思う。それにこの記事の趣旨としては、100年間の気候の変化を言いたいのか、都心の変化を取り上げたいのか、その当たりの主張というか主題がよく分からない。 空調も効きにくいから省エネしましょうと言うならば、一極集中は良くないから地方へ移住しようと言う方がまだ良いのでは。自分の肌感覚でも、100年前どころか30年とか40年位前とは明らかに夏の暑さは違ってきていることは事実。そして、温暖化対策の一つとしては、火力系発電を原子力発電に似切り替えていくことだと思うのだけれど、それは主張しないのかな。100年前との比較は一つの視点だけれど、10年、20年位前と比較して近年の問題点をもっと具体的に考える事も重要なのでは。特に、エネルギー関係のシステムがおおきく変化した、東日本大震災前後10~20年位の変化というのは、これからの事を考えるのに重要じゃないだろうか。

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