2023年10月12日

タイトル総なめ

今日はどこもこの話題で持ちきりなんだろうけど、藤井聡太七冠が対戦中の王座戦で勝利し、5戦3勝1敗で勝利して王座を獲得。これで将棋界のタイトル戦ですでに今季獲得済みの、竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖に加えて王座を獲得して八冠となるという、まぁ漫画でも書かないだろうという話。さらに将棋界には、この八大タイトル以外にも、トーナメント戦とかあるらしいけれど、その中でも有名な、朝日、銀河、NHK、JT杯も藤井八冠が獲得していて、今現在はこんな状況らしい。 

自分くらいの世代だと、やはり羽生善治九段が当時「羽生七冠」といて将棋界を席巻していたイメージが未だに強烈で、あの当時も大きな話題になっていたけれど、今回は数々の「史上最年少」記録とともに生まれた「八冠」なので、そのインパクトの大きさはさらに大きいだろうなぁ。しかも、詩文の記憶だとそれまでに羽生氏はいろいろなタイトルを取ったり取られたりして、徐々にタイトルが増えて行き頂点に立った、みたいな感じだったと思うけれど、藤井八冠の場合はあれよあれよという間に、タイトルに挑戦したら獲得して行くような感じで現在に至ったわけですからね。 

下世話な話だけれど、タイトル総なめしたこともあり藤井八冠の総獲得賞金額は2億円を越えるらしい。これまでの最高金額は、羽生七冠の時に1億6千万円余りだったという事で、それからの一冠増えたことと賞金額もアップしたのでしょうね。賞金だけで無く、これだけ有名になれば色々なイベント出演とかCMとかもますますほおって置かないだろうし。

今回の王座戦解説の記事とか見ていると、終盤永瀬前王座がAI予測98%の勝利確率まで優勢だったのが、そこで投じた悪手で一気に形勢逆転して、藤井七冠が勝利したらしい。その悪手は、将棋初心者でも分かる位の負け手だったらしく、多分緊張した勝負の時に後から考えても理由が分からないけれど、つい「魔が差して」出してしまう手段何でしょうね。勝負事でも、なんであの場面のあのプレー・サインなのという事もあるし、仕事でもなんであの時にあれをやってしまったのか、やらなかったのか、と言う事は結構有る。疲れていたり緊張していたりして判断力が鈍っていた、あるいは麻痺していたのだろうけど、自分自身の弱さもあるだろうけど、そういう状況を呼び込む無言の強さみたいなものもあるんでしょうね。藤井時代、いつまで続くのだろうか。将棋と縁の無い自分が関心を持つくらいだから、関わっている人趣味にしている人は堪らないでしょうね。

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