2023年10月14日

わざと古着にする

以前から何でしょうけど、「古着ブーム」みたいなものが広がっていて、その理由としては古着買取で全国的に販売するような大手のチェーンの出現とかもあるんだろうと思います。個人的には、精神的に古着には抵抗があるんですが、昔は「お下がり」とか普通に着回していたわけで、決して悪い話しじゃ無い。まぁ、私などは本家の長男だったので、その特権的地位故に先ず私用に購入した衣類を、サイズが小さくなったりしたら弟に回り、それも小さくなったりしたら親戚の従兄弟に回るみたいな感じでしたね。従兄弟の中でも、私の上とは少し年齢差があったのに対して、私の下にはまだ結構従兄弟がいたので、私が着ていた洋服は昔は親戚に回っていたと思う。 

その考えや活用自体は、資源の効率化だしものを大切にすると言うことは、限度はあるけれど大切なことだと思う。幾ら古いものでも、ほつれや破りをちゃんと補修したり補強したりして、かつ綺麗に選択して着用する分には何の問題も無い。偶に、「それがお洒落」と言う言い方をして、自分的にはボロボロにしか見えないようなものとか、洗わないのが自然なダメージみたいな言い訳で、何か臭うような衣装の人も居るけれど、それは勘弁して欲しい。

そう言う意味では、ジーンズではかなり昔から「ダメージジーンズ」という名称で、最初から傷を付けたり汚したりして使用感を出して販売するものが多いけれど、あれも個人的には抵抗のある所。確かに、新品の衣類って折り目畳み目がクッキリしているし、後新品らしいつるつるした感触が嫌いなので、私も購入したら先ず一度洗濯するかクリーニングしてから使用開始するけれど、それとわざわざ傷を付けるのは別の話だと思う。それに、古着を大切に利用しようといいながら、新品をわざと傷つける行為は相反するのだと思うけれど。その加工をしなければ、もう数年は長く利用出来たかもしれないわけですからね。ファッションの一つと言われてしまえばそれで終わりだけれど、やっぱり実際に使用して蓄積された「味」と、加工して付けた「見栄え」は違うと思うなぁ。

そんなことを言っているからか、私も結構物持ちが良くて(笑)、例えばセーターなんかは大学入学試験の時に買ってもらったセーターが、かなり擦れて薄くなっているけれどまだ使用しているし、スウェットとかジャンパーなんかも30年位前のものが現役だったりするし、スーツなんかもそれ位前に購入したものが現役であるなぁ。少し前に、手持のジーンズのうち、運動をしていた時代は太股が太かったので、股ずれで俣野所とかお尻近くに穴が空いたりしたものが多くあったんですが、全部補修屋さんに出して裏から当て布をして貰って今でも履いているし。だから、ここ30年位は全然ファッションというか着るものが変わっていないのが自慢(をぃ)。ファッションにそんなに興味が無くて、とにかくマメに洗濯・クリーニングした清潔なものを身につけるというのが唯一ルールなので、わざわざ古着を購入しなくても今の古着ブームに無意識に乗っているというのは、あるいみ奇跡かもしれない(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿