2020年10月27日

超小集電

今朝、何時ものように時計代わりに点けているCX系列の「めざましテレビ」を見ていたら、「超小集電」なる技術の話が放送されました。フランスパンとかお握りとか、あるいは海岸とか地面に電極を挿入すると、そこから微弱な電流を集めて、LEDライトを店頭させるくらいの電力を集めるらしい。調べてみたら、この日曜日のBSフジ「ミライへの扉」で放送されたらしい。何か凄く興味を引かれる話で、再放送は無いかの調べてみましたが、フジテレビの有料配信サービスFODでもまだ無いみたいで残念。全4回放送予定で、次回は12月に放送予定らしいけれど、ちょっと見逃さないように注意しないと。

最初は、そう言う食べ物とか地中内の水分を利用して発電するのかと思ったんですが、フランスパンとかおよそ発電に足るだけの水分含有量も無さそうな物でも発電している様子を見ると、一寸違うんでしょうね。凄いのは、将来的には空気中からも「集電」出来るようにするらしい。この技術を開発したのは、元東京大学工学系大学院特任教授の中川聡氏という方らしいのですが、現在は「tripod design」という会社のCEOを務めているらしい。ちょっとGoogle先生に聞いてみても、個人的に興味の大きいUI/UDの領域とか、結構そそられる活動をされている様子。ちょっと真面目に調べてみようと言う気持ちになりました。

将来的には、人体に内蔵するインプラントの電源としての活用も可能らしいけれど、その為には人体に影響しない素材開発とか、まだまだハードルは高そう。でも、これまでのように物理的な動きを電力に変換するとか、そう言うものでは無いみたいなので、可能性は高いんじゃ無いかという気がする。コア技術は特許申請中という事で、どう言う原理で発電(電子を集める)のか分からないけれど、もしかしたら太陽光発電よりも、ずっと自然に優しい発電方法になるかもしれない。だって、地中に端子を挿入すれば発電するわけだから、今の太陽光発電のように山を切り崩したりする必要も無いし、夜も発電できるだろうし。これまで、再生可能エネルギーの特に自然を利用した発電方法に関しては懐疑的な意見しか無かったけれど、この技術だと自然エネルギーの弱点である、発電が天候に左右される欠点を補って、もしかしたらベース電源にすら活用できるかもしれない。あるいは、一戸建てに住んでいたら、自宅の庭で発電とか、マンションなんかでも、近くの公園の土地や河川を利用して発電して、100%の自給は無理でも有る程度の電源確保なんかも可能かも。

発電(集電?)方法の詳細が分からないので何とも言えないけれど、今の所「端子(多分ここに技術集約があるんだろうなぁ)」を、食物とかワインとか土地に挿入すると発電しているので、例えば太陽光発電のように土地を開いてパネルを設置するような、大規模な工事は不要そう。例えば、道路脇の側溝に沿って端子を埋め込めば、特にそれ専用の工事も不要で電力を得られるかもしれない。太陽光発電の場合は、パネルが日陰になるから作物栽培には不向きだけれど、この技術ならそう言う専用の工事がほぼ不要になるだろうから、それは自然保護という意味でも大きい。公園とか一戸建てなら自宅の庭でとか、可用性も大きそう。今朝初めて知った技術ですが、個人的には凄く興味をそそられる話になりました。

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