少し前にここにも書いた、中国の怪しい日本語ショップ「名創優品」。何故か昨日の「特ダネ」で特集されていて、再び話題になっているみたいだけど、既に日本語サイトは閉鎖されています。で、創設者という「三宅順也」なる人物、てっきり架空の人物だと思ったら、番組の中でコンタクトしてちゃんと受け答えしているのにはビックリ。一応本人も認識してこういうコンセプトのお店を中国で作ったみたいだけど、どう言う関係か分からないけれど受け答えもちょっと怪しい。
この三宅氏の背景がどう言う物か分からないけれど、好意的に考えれば日本で成功している量販店・雑貨店のコンセプトを上手くいいとこ取りして、それを中国で実現した(コーディネートした?)とは言えるでしょう。ただ、日本ではビジネスをしていないのに日本の企業のような事を言っていたり、中国国内で製造されている製品をあたかも日本製のようにして販売していたり、怪しげな日本語を表記したりと、電話では三宅氏が一人でやっているので手が回っていないと言うことを言っていたけれど、結構組織的な印象も受けます。
日本でも話題になっているから、当然中国にもフィードバックされて中国の人も事実はどうなのか知ることになるんだろうけど、さてどうなることやら。結構お金をかけて店舗展開しているみたいに感じるので、簡単に「やーめた」という事にはならない気もするけれど、そう言う点中国の人はドライですからね。損切りになると思ったら、ぱっと手を引くのも早いし。
ただ、前回も書いたけれど、これを単なる模倣と笑うのは簡単だけど、彼らが自らこういうコンセプトを理解して、製品開発とか製品展開のKnow-Howを取得してきたら、ちょっと怖いのも事実。日本的な「高品質なおもてなし」の付加価値を持ちながら、コストはぐっと抑えられるわけですから。中国の、いわゆる「100円ショップ」のどこかが、このKnow-Howをさらに発展させたら、結構怖い存在になると思う。
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