先日発表された、Microsoft社の新しいSurfaceシリーズである「Surface Laptop Go」と「Surface Laptop X」。その本体にはそんなに興味は沸かないのですが、この記事で説明されている、日本語キーボードの「無変換」キーと「変換」キーに、それぞれ「英語モード」「かなモード」にする機能割当をしたのには興味が有ります。記事にも書かれているように、今のMS-IMEや私が使用しているATOKでは、「機能の借り換え」や「機能をON/OFF」するキーはあるんですが、例えば「英数キー」を押したら、強制的に「半角英数入力モードにする」とか、「ひらがなキー」を押したら「全角ひらがな入力モードにする」というキーが無い。何が不便って、記事にもあるように入力モードを切り替えるとき、押してみないと「半角英数」なのか「全角ひらがな」なのか分からないので、結局何度顔し直す必要が有り、しかも入力途中だったりするとそこで作業が途絶えてしまう。
私自身は、かな入力でタッチタイプ入力が出来るし、英数に関しても同じようにタッチタイプが出来るので、入力中は殆ど画面を見ながら文字入力をする人。仕事を始めた頃には、当時のDOS/Vに付属していた「IBM MKK(IBM 連文節変換プログラム/ IBM Multi-phrase Kana-Kanji Conversion)」から日本語入力を始めた人なので、基本このモードが身に染みついています。このIBM MKKは、その後OS/2が登場すると「Writing Heads/2」名前を変えて、Windowsでも使用できたので、ずっとこれを利用してきました。当時は、使用していた端末自体が余り日本語をサポートしていなかったことや、仕事の大半がアメリカとかヨーロッパとかアジア地域とのメールのやり取りだったから、殆ど英語モードでしか使用していなかったけれど、時々日本語入力も必要になり、その時にとにかく英語・日本語どちらの入力中だろうと、
- キーボード左端中段の「英数キー」を押せば、半角の英数字入力モード(所謂タイプライターモード)に変わる
- キーボード中央やや右最下段の「ひらがなキー」を押せば、全角のひらがな入力モードに変わる
それと、愚痴ついでに言ってしまうけれど(笑)、OS/2はそうだったし以前のWindowsもそうだったと思うんですが、昔は各ウィンドー(=アプリ)毎に入力モードが保存されていて、例えばPowerPointで英文作成中に英語モードにしておき、別ウィンドーでメールを開いて日本語入力をしていた場合、ウィンドーのフォーカスを移動させても、PPTの時は英語、戻れば日本語となっていたと思うんですよね。それが、Windows7の頃からかなぁ、全てのウィンドーの入力モードが統一されてしまったので、英語入力していたPPTから日本語入力のアプリに移動すると、以前は日本語入力モードでも英語モードに変わってしまう。その逆もまた同じで、とにかくフォーカスを変える度に「どっちのモードだっけ?」と悩むことに。これ、凄く生産性を下げます。複数のウィンドーを開いて、複数のアプリを起動して、それぞれ平行しながら作業するのは当たり前だと思うんだけど、Microsoft社ではそんなことはやらないのだろうか。兎に角日本語入力に関しては、昔からMicrosoft社のやることは信用していない野だけれど、今回の変更が仮にMS-IMEに将来的に取り込まれるなら、ちょっと信用を戻して上げても良いかも(笑)。
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