ITmediaに掲載されていた、キャンプ用の「焚き火台」紹介記事。例えば、青空を漂う雲の動きとか、海岸に打ち寄せる波の様子とか、自然が作り出す動きというか造形みたいな物には何か不思議な憧れを感じますが、燃える火の動きもその一つ。子供の頃、まだ小学校に入る前位までは、自宅周りは田舎という事もあり大らかで、今で言うところの「可燃物ゴミ」なんかは、自宅の庭先に使い終わった一斗缶を出して、その中に放り込んで燃やして処分していました(燃やした後の灰は、確か畑に蒔いていた気がする)。今では法律でそんなことは出来ないはずなんですが、あんな物でも子供心に結構ワクワクしたことを記憶しています。
最近キャンプがブームで、テレビなんかでもソロキャンプの番組を見たりしたんですが、キャンプするかどうかは別にして、何か焚き火を見ながら、バーボンロックでもきゅっとやったら最高なんじゃ無いかと(笑)。自宅には、ちょっとした庭があるので、場所的には問題ないのですが、多分BBQのグリルなら良いけれど、炎が上がるような焚き火をしたら消防車が飛んでくる気がする。焚き火じゃ無いんですが、30数年前に初めてアメリカ出張したときに、宿泊したのがEmbassy Suiteで、ここにはほぼ標準でリビングに暖炉が付いています。実際火を付けることも出来て、着火用の薪が置かれていたはず。この時は「へぇー」と思っただけなんですが、翌年半年以上長期滞在した時に宿泊したのがResidence Innで、ここも同様に暖炉が付いているんですよね。で、この時は秋からの滞在であった事もあり、何度かその暖炉を利用しました。さらに、自宅近くに親戚が住んでいるんですが、ここの叔父さんが自宅をログハウスに建て替えて、薪ストーブを導入したんですね。これもなかなか風情があって凄く良い。日本で暖炉となるとなかなか大変だし、自宅は純和風建築なので暖炉を追加するのも変。ただ、薪ストーブくらいは何とか入れられないかと時々考えています。
現実的には、薪の手配が大変で、あれってちゃんと一年くらい乾燥させないと駄目なので、それなりの貯蔵スペースが必要。天竜の方には間伐材などを利用して薪を売ってくれるところもあるらしく、取りあえず燃料には困らなそう。ただ、やはり和風の室内に薪ストーブをどう入れるかは大変だし、煙突をどう処理するかも難しそうなんですよね。リフォームとか新築なら最初からデザインできるけれど。別のアイデアとしては、部屋の外にピザ窯みたいな感じで薪ストーブを置いて使えないかという事。冬の寒いときにこそ使うべき物が外にあって意味があるのかという矛盾は感じますが、例えば掃き出し窓の外に置いておけば、結構輻射熱で室内も暖まりそうな気がしますが。でも、そのまま寝落ちしたら火の処理が出来ないから危険かなぁ... 薪ストーブで無くても良いから、レンガで囲った「焚き火台」みたいなものなら、法令もクリアーできないだろうか。単に火を燃やすだけの、本当に火の揺らぎだけを見ていたいと言う贅沢な物になりそうですが、屋外用ストーブで、炎の部分を耐熱ガラスで囲ったストーブがあるので、あれでもいいかもしれない。この記事を読んで、昔思っていた一寸した贅沢が、文字通り再燃してきた気がします。(笑)
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