2020年10月19日

5Gの世界

 ジャーナリスト、佐々木俊尚氏のコラム(note)から、「iPhone 12で話題の5Gは、スマホ時代「終わりの始まり」の号砲である」という話。iPhone 12から5Gサポートが入り、これからやっと本格的に日本でも5Gのサービスが広がっていくと期待されますが、一方で「高速・大容量」を謳う5Gとしてのキラーアプリ、キラーコンテンツが見えない。「映画が3秒でダウンロード出来ても、それを試聴するのに2時間かかる」というのはまさに的を射ていて、それなら2時間試聴しながらバックグラウンドでゆっくりダウンロードしても問題ない。それならば、5Gの別のメリットである「低遅延・大量接続」という特性を生かしたサービスの方が、より現実的という話で、私も全く同意見。

5G本来の仕様を満たすには、ミリ波帯のサポートが必要ですが、日本ではdocomoの店舗内とか事実上サポートが無い状態だし、iPhone 12も日本モデルにはミリ波帯サポートは無かったはず。そう言う意味では、現時点で5Gのメリットとして言えるのは「高速・大容量」という部分だけなのかもしれませんが。個人的には、ラストワンマイル(基地局-端末)の部分が高速・大容量化されるのは良いけれど、それを支えるバックボーンは大丈夫かという方が心配。さらには、そこに接続するサービス(サーバーやその周辺装置)だって、高速大容量サービスに耐えうる様に増強しないとお話にならない。私はなんぞは、仕事の関係もあるから、多少そういう部分の知識や経験もあるし、システム全体をバランス良く拡張する事は信頼性や安全性を担保する事が出来るけれど、一部だけ突出して拡張すると必ずトラブルになるという自らの経験則があるので、どうしてもそちらの方に目が向いてしまいます。さらには、5Gを普及させたい携帯キャリアーだけれど、その為には大容量サポートが必要で、かといって料金は値上げでき無しというジレンマも。一つ言えるのは、現在の利用法の単なる延長では、5Gとしての良さを生かしたビジネスモデルにはならないと言う事ですね。

佐々木氏は、今後のキラーコンテンツとしてはAR/VRや、ウェアラブル/IoTといった方向性を言われていて、私も同意見。IoTの部分では、自動運転分野に関してはかなり技術が進むんじゃ無いかと期待しています。特に、農地とか林業とか、場合によっては議業に関しても、無人作業車/無人漁船みたいな物が出来てきたら、収穫の効率アップは勿論、それこそ一人二人の人員で広大な農地管理をすることも夢では無いかも。無人漁船に関しても、概要にでて自動で漁獲することよりも、養殖いけす等の管理とかそこからの収穫作業などが自動化で聴ければ、今の陣容で規模拡大が可能ですから、より効率化出来るんじゃ無いかと。で、個人的に一番欲しいのが、24時間365日体に装着してバイタルをリアルタイでモニターし、万一の場合には救命救急へのアラート送信とか、兆候が検知されたら直ぐに知らせるとか、そう言うデバイスへの応用。デバイス自体、24時間装着可能なデザインや素材にバッテリーと課題も多いし、そう言うデータを扱う人権(プライバシー)の壁もあると思うけれど、個人的に派自分の生きている間に是非実現して欲しい技術です。可能なら、そのモニターした数値から、健康状態を判断して、数値改善したら保険料のボーナスみたいな感じでポイントが貰えたりとかあっても良いかも。理想は、インプラントで埋込、そう言うモニター機能だけで無く、個人認証機能も含めて決済機能もその中で賄えることが理想ではありますが、流石にそこまでは道のりは長そう。保険証も、運転免許証も、パスポートも、クレジットカードも、マイナンバーカードも、全部まとめて右腕の中に入っている、みたいな時代が来るんでしょうね。

いずれにしても、まだやっと5Gの世界が始まったばかりで、キャンプで言えば火をおこすための種火となる最初の火種に、火打ち石で火花飛ばし始めた様なところ。先ずは、火花を種火にしなきゃいけないけれど、その種火の元が無い状態。一つのアイデアとしては、例えばdocomoとYoutuberが連携して、5Gによるリアルタイム高画質配信イベントみたいなものを仕掛けたらどうだろうか。最近では珍しく無いけれど、5Gならではの大容量高速配信でのコンテンツは、今の所一番見栄えがするというか、分かりやすいんじゃないかと。あるいは、Zoom会議やZoomでのオンライン講習に5Gを使うことで、どうしても発生するタイムラグや画面の低解像度への不満もかなり解消されると思いますね。それこそ、パーソナルトレーナーとか料理教室みたいな、1-to-1とか少人数でのリモート対応の場合には、リアルタイム性と高画質(大容量)のメリットが生かせる気がします。さらに、大量接続も可能だから、それこそクラウド上に仮想ステージを作って、そこに演者と観客のアバターを配置して、コンサートとか演劇がリアルタイムでリアル世界のように楽しめるような仕組みは、そんなに難しくないのでは。「キラーコンテンツ」とまでは言えないけれど、今のコンテンツの品質や機能拡大は大きく可能なわけで、それが何時当時要するかが、次の5Gの課題なんでしょうね。

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