2020年10月12日

百均の魅力

 うちの母親は、買い物に出かけたとき、時々百均に寄って何か勝ってくるときがあるんですが、大体その数日後には「先日買って来た〇〇が壊れた。やはり百均は駄目」とブツブツ何故か私に文句を言います。別に百均を否定するつもりは無いし、彼らも大量生産でコストダウン努力をして、全体として利益が出るようなビジネスモデルをしているのだから、どうしてもそれなりのお値段の同様製品とは、耐久性とか品質は異なります。

で不思議なのは、何故かブツブツ文句を言った後、また懲りもせずに百均に寄って別の商品とか買って来て、でまた同様に数日後に「今度△△が壊れた。だから百均は」と、私に不満をぶつけます。買うこと自体が楽しいのか、あるいはそれなりに魅力的に映るのか、そこまでは分からないけれど、確かに不満は感じるんだけれど何か魅力があるのが、百均のまた良いところかも。

最近では、流石に100円均一というわけにはいかなくなって、200円とか300円の商品とかもあるようですし、逆に「300円均一」「500円均一」と、少しお高くなるけれど、それ以上に品質やデザインのよい商品にシフトしているお店もあるみたい。最近では、中国の製造コストも馬鹿にならないし、同様の例えば「名創」とか強力なライバルも誕生していますしね(笑)。売る側=買い付け側は、まぁそれなり立場だから無理も言えるんだろうけど、供給側=製造側の努力はもう限界なんだろうなぁ。

私も、多少は製造とかああいう現場を知っているので、どれくらいのコストで、どこまで削ればこの値段に収まるくらいの多少の勘所は持っているつもり。だから、百均で購入するものも、大体それ位の範囲のものにしか手を出さないので、これまで「外れた」と感じることは少ないのですが、でも個人的には「消耗品」という感じですよね。例えば、タッパーみたいなものも、どちらかと言えば、ジップロック的にちょっと保存して、使い終わったら廃棄する、みたいな。もったいなと思いつつも、でも百均だからで終わってしまうのが困るけれど。不満は感じるけれど、品揃えと手を出しやすさが、百均の魅力なのかなと、うちの母親を見ていると一寸感じるし、そう言うビジネスモデルも有りなんだと感心してしまいます。

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