引き続き厳しい状況が続く航空業界。自分が利用している青組ANAは、今年度は過去最大の5000億円規模の赤字見通しとその中でも厳しい状況。一方でライバル紅組JALからは、厳しい状況に変わりを無いものの、ANA程の状況に無いのは、以前経営破綻した時に不良債権放棄や負債再路線の廃止など、徹底的に体質改善を行った事が、今回は有利に働いていますよね。その間、ANAは国際線拡大などの先行投資をして、JALに追いつき追い越していったわけですが、この突然のコロナ禍でそれが仇になる事に。まぁ、皮肉と言えば皮肉な結果なんですが、今回はANAに対しても前回のJAL程度かそれ以上の英断が要求されることは明らかでしょうね。
そう言う状況だから、ANAが国際線を先ずは羽田に集約するというのも仕方ないでしょうね。少しでも国際線需用を回復させるためには、利便性も重要ですし。一方で、国際戦用の大型機を半減させる事も想定しているとのことですが、現在28機保有しているB777-300ERを半減させるのか、あるいはB787-9も含むのか、何れにしてもかなりの大なたになりそう。そう言う意味では、A380がリストラ候補のトップに普通ならなるんでしょうけど、流石に鳴り物入りで導入したA380だし、幸いにもハワイ路線に関しては明るい話題も出てきているし、こちらはもう少し我慢をすれば光が見えてきそう。
一番の需用であろう、ビジネス需用がまだまだ回復しないのが痛いですよね。うちの会社でも、流石にアメリカ出張とかは未だ禁止中ですが、中国に関してOEM/ODMや関連部門があったりするので、極々限定的ですが、でも何人かは行っています。以前観た様子だと、入国して14日間ホテルに缶詰になる状況とか、帰国したときの様子とか、本当大変そう。可能なら、直前に厳しいPCR検査をする代わりに、この14日間の拘束が無くなるなら、まだ需用も戻ると思うんですがまだまだの所が殆どですしね。
10月も下旬となり、来月になると気候も一段と厳しくなり、例年ならばインフルエンザに注意する時期。今年は、インフルエンザの発症は殆どゼロに近いような状況らしいのですが、この後どうなるんでしょう。新型コロナ対策の「うがい、手洗い、マスク」がインフルエンザ予防にもなって、昨年は殆ど流行もしないで終息しましたが、今年は流行前からコロナ対策をしているので、さらに減るんだろうか。来月には、会社の健保を利用して社内でインフルエンザワクチン接種が予定されていますが、今年はワクチン数が少ないのと、リモートワークのため会社オフィスまで出るのも大変な場合は、近くの病院等を利用することも可能なので、今年はそちらを利用するのかなぁ。まぁ、取りあえずはいつ国際線需用が戻っても良いように、先ずはこちら側も体調万全、ヘルシーな状態にしておくことが重要なのかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿