2015年2月17日

日韓通貨スワップ

ここ最近結構話題になっていて、多分検索キーワードでも上位に来ている言葉だろう「日韓通貨スワップ」。緊急時に国際基軸通貨である米ドルを2国間で融通する仕組みで、過去経済危機に陥った韓国救済目的での協定というのが本音の所。多くの記事では、李元大統領の竹島上陸から現在までに続く「反日行動」に嫌気がさしたと言う言い方をしているけれど、700億ドルまで拡大したスワップ協定も、その当時は日本経済はデフレから脱出出来ずにどん底状態。方や韓国はウォン安を背景に、まだSamsungも現代もLGも好調だった時代。過去の経済危機からスワップ枠を拡大したものの、日本経済は出口が見えず方や韓国経済は好調と言う状況を見て、自らスワップ枠を削減してきたのが韓国。

このスワップ協定、日本側のメリットとしては、何か韓国で経済問題が発生したときに、米ドルを日本から融通することで韓国無いの日本企業を助けることが出来るくらいで、それってそれ以上に韓国企業の助けにもなるわけで、殆ど無いと言ってもよい位。逆に韓国側にしたら、日本による信用補完を受けたわけだから、何かあったときの米ドル提供以上に、ビジネスの信用度が高まるわけで、日本とは逆にデメリットは無いと言ってもよい位の仕組み。正直なところ、韓国に対して微妙な感情を持つ政治家が居なければ、成立しないような協定ですよね。

韓国としても、困ったときの神頼みならぬスワップ頼みのために、継続したいというのが本音だろうけど、自分達のプライドのために、自ら頭を下げたくないために、余り積極的な交渉はしなかったんでしょうね。裏では、経済の分かる両国関係者が交渉していたんだろうけど、多分日本側としては延長することはやぶさかでは無いけれど、それならそれでもう一寸日本に対しての対応も考慮しろよと言うところで、韓国側と折り合いが付かなかったんだろうな。

今のところ厳しいけれどまだまだ自力は残っている韓国経済だけに、直ぐに何かあるとは思わないけれど、如何せん他所(=日本や中国)に依存することが大きいビジネスモデルだけに、一寸したことでバランスが崩れて、そのままガラガラと倒れる可能性も。今の朴大統領になってからは、かたくなに日本に対して厳しい態度を崩さないことで、日本人からもかなり疎まれてきているだけに、仮にそうなったときにはこれまで以上に厳しい対応を日本も取るんじゃ無いだろうか。まぁ、彼の国の人達に自分自身を振替ってもらう良い機会じゃ無いだろうか。それで何か反省すると言うことも無いだろうけど。

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