2022年11月22日

岸田降ろしを作りたいメディア

朝日新聞鑑定クラブのツイートですが、個人的に一寸疑問が。 「相次ぐ辞任でも岸田降ろしに繋がらない。何故なら衆参選挙で勝利しているから過去の事例と異なる」と言うけれど、第二次安倍政権は忘れたのだろうか。第二次安倍政権時代にも9人の閣僚が辞任していて、一月に3人まで行かないけれど、2019年10月の菅原一秀経産相、河井克行法務相の辞任など、結構強烈なものも合ったけれど、結局安倍氏は病気を理由に辞任しただけ。その間の選挙は全勝しているし、全く政権には影響しなかったと言っても良いくらい。

確かに、小泉長期政権後に短命で終わって最後は政権交代にまで広がった、安倍、福田、麻生政権の流れの中での第一次安倍政権と今の岸田政権を並べようとする気持ちも、朝日新聞としては分からないでも無いけれど、実際には第二次安倍政権の後は菅政権で、そこでの選挙でも圧勝しているわけだし、今の岸田政権も決して楽観できる状態では無いけれど、当時の福田、麻生政権の時のような自民党に対しての絶望感、民主党に対しての根拠の無い期待感みたいなものは、今の自民党にも立憲民主党にも感じられない。逆にどちらの政党にとっても、今は中間的な支持層が離れて、コアの支持層が残っている、一番ダイエットした状態。そう言う意味では、ちょっとしたことで様子見の中間層が雪崩的に支持に回る可能性もあると思うけれど、その場合は与党の方が有利なんじゃ無いだろうか。

安倍総理の時には「発言明瞭、意味不明(言葉ははっきりしているが、内容はよく分からない)」、菅総理の時には「発言不明、意味明瞭(言葉は分からないが、内容は明確)」みたいな事を言われていたと思うのですが、岸田総理の発言には、言葉も言い間違いが気になるし、言っている内容も安倍さんほどでは無いけれど回りくどかったりする印象はあるので、正直印象としてはインパクトも少ないし、伝え方も下手だと思う。外務大臣とかの経験もあるのだから、もう少し雄弁というかはったりがきく人かなぁと以前は思っていたので、その点はガッカリしていますが。

メディアの使命としては、色々あると思うけれど、彼らとしては10年以上前の「あの民主党のバラ色の政権交代を今一度」と思っているのだろうか。まぁ流石に、其れ以前の民主党議員が議席を増やしていた時代をまず今回は作りたいという常識的な考えだとは思うけれど、それでもちょっと露骨な報道だと思う。何なら、「岸田政権退陣を求む」と直接的に書けば良いのにと毎回思うけれど、そうなると「新聞・報道機関」ではなく「機関紙・宣伝機関」になってしまい、軽減税率適用から外れるから嫌なんでしょうね(マテ)。個人的には、今やるべき事は選挙でも解散でも内閣改造でも無く、何があっても経済対策だと思うのだけれど。朝日新聞社は、景気良いのかな。

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