2022年11月23日

日本のジャーナリズムの仕事

ネットで見つけた興味深いアンケート結果。ジャーナリストの仕事で「事実をありのままに伝えること」はどれくらい重要か」という設問に対して、「絶対重要(extremely important)」「非常に重要(very important)」の割合が、多くの国では90%以上なのに対して、日本は65.1%で中国(83.8%)やロシア(78.7%)よりも低いという衝撃的な結果。 

代わりに日本で一番重要視されているのは「政治リーダーを干支・精査する」(90.8%)なんだけれど、アメリカこそ同じ項目で86.1%と高いけれど、それ以外の国では50%以下。 

さらに気になったのは「人々が意見を表明できるようにする」が、日本だけ極端に低くて24.3%。つまりに本のメディアは自分達の言いたいことを伝える事が目的で、読者・庁舎の意見を聞く組織では無いと言っているに等しい?! それは「客観的な観察者である」というメディアに一番求められるであろう「客観性」に関して、他国は70%台でロシア/中国ですら60%台なのに、日本は44.1%とそれ以下。これって、主観的な記事を提供する事に何の問題意識も感じていないという事ですよね。さらに「政治的アジェンダを設定する」も、他国では多くても20%台なのに対して、日本だけは60.5%と突出している。如何に日本のメディアは、政治的な活動に関与しようとしているし実際関わっているのかと感じますね。で、それは個人的に感じている既存のメディア所謂レガシーメディアの傾向にピッタリ合致すると思う。

これらの一連のツイートから思うのは、結局は彼らが自分達を「第四の権力」であり、その目的は「政治の監視」だと思っているからと考えたら、このアンケート結果はすんなり腑に落ちます。 勿論それもメディアの重要な仕事の一つ何だろうけど、一番の仕事は読者・視聴者のために生活や社会で必要な情報を届とじゃ無いのか。その中に「政治」という部分は大きな存在の一つであることは間違いないけれど、過半数を占める問題では無いと思う。税金とか医療とか社会保障とか、それこそもっと細かな部分で生活に密接している部分を丁寧に取り上げるべきだと思う。それが、全く出来ていないのが今のメディアの問題点だという事が改めて証明されたツイートだと思うなぁ。しかし、ここまであからさまだとは思わなかった。だからメディアを信用しちゃいけないんだな。

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