2022年11月29日

HUD搭載ヘルメット


何か凄く未来館を感じる、オートバイ用ヘルメットメーカーのSHOEI製、HUD内蔵ヘルメット。ヘルメット内部にHUD表示部分が右目前に配置されていて、そこに速度や道路案内等の情報がひょうじされるもの。さらに、スピーカーやマイクも内蔵されているので、音声操作や音声によるナビゲーション情報も取得可能というもの。バイクに乗車する時には、ヘルメット着用が必須なので、そこにこう言う情報端末を組み込むのは良いアイデアですよね。

自分の車にも、ハンドルの上辺りのフロントガラスに、速度情報や道路案内情報が表示されるHUDのオプションを付けているので、もうこのシステムが無いと運転が凄くしづらい。少し前に車検で代車をディラーに準備して貰った時、車種は同じ物でしたがこのHUDは装備されていない代車だったので、待つ間の短い数時間程度の間の利用でしたが、凄く運転しにくく感じました。まぁ不便と言うよりは、いつも有る物が無いという「不慣れ」故の感覚だと思うけれど。また、表示装置だけで無く、音声操作も音声ガイドも装備されているので、それらも利用します。音声操作に関しては、正直起動に時間が掛かるのと(※ハンドルに付いているスイッチを押すと、多分音声操作用のマクロがロードされて使用可能になるまで5~6秒は掛かる)、認識出来るキーワードが限定されているので、SiriとかAlexaに慣れていると物足りない以上に「使えない」印象しか無い。その点、交差点とか道路情報を適時音声ガイドで知らせてくれる機能は便利だと思うけれど。

これ、ヘルメット内蔵HUDで便利そうと思うのは、顔を左右上下に振ってもHUDは物理的に固定されているから常に視線の中に入るだろうという事。自家用車のHUDは、フロントガラスの投影位置が固定されているから、バックミラーとか見るために視線をずらすと一瞬情報が消えてしまうので、それがちょっと不満。オプションで投影位置を視線に会わせるような機能があると嬉しいのだけれど。私はメガネを使用して居るので、例えば運転専用のHUD機能付きのメガネ、あるいはそう言うオプションを既存のメガネの上から早着できるような物が合ってもいいかな。シートベルトは必ず着用しないといけないので、そのシートベルトを早着した時に自動的にヘッドレストの裏側からHUDがせり出して、目の前に位置に設置されるとか。殆どガンダムの世界かも(笑)。

自動運転が完全に利用可能になれば、実はフロントガラスとか窓ガラスが無くても良いわけですよね。窓ガラスの代わりに、外にはカメラ、社内には表示装置があればよいわけだから。そうなると、こういうHUDでの運転情報提供機能って、実は凄く一過性の機能で、将来的には極々一部の人しか使用しない「隠れ機能」みたいなものになってしまうかも。まぁ、そこまで社会が進むにはまだ何十年も掛かるだろうけど。一つ思ったのは、今は運転に必要な情報提供が目的ですが、それが直ぐに周辺情報や観光情報見たいな、運転とは関係無い情報端末に化けるかもしれない。

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