物価高で困窮する低所得世帯に対して、東京都は1万円分のお米を配給するという記事。お米の値段もピンからキリまであり、どれくらいの綾南だろうと思ったら、記事では約25kgとなっている。と言う事は400円/kgだから、一般的に販売されている5kgの袋だと、2000円位。最近はお米なんて自分で購入することは無いので、どの程度なのかちょっとGoogle先生で調べてみたら、一般のスーパー何かで販売されているそこそこの銘柄のお米がこれくらいの様子。安売りの、例えば業務スーパー等だと、さらに2~3割安い価格で販売されているみたい。
TLを眺めていると賛否色々あって、批判的な意見の中では「お米だけ貰っても」から「お米を炊くまでが大変」とか、まぁそれなりに頷ける理由も。一応東京都としてはお米だの配布では無く、希望者には野菜や飲み物なども選択出来るようにすることを検討しているとのことで、その辺は少しは自由度はあるみたい。個人的には、お米も良いけれどパスタ(乾麺)の方が保存や調理の面で楽かなぁと思うので、自分がもし支援を受けるとしたらそちらを希望するかもしれない。保存のことを考えと、な物とかは配布できないので、常温で保存出来るお米とか乾物、缶詰・レトルト食品、あとはお醤油とかの調味料類等限定されてしまうことは仕方ないか。
利用者が自由に選べる、商品券みたいな物も検討したけれど、その場合その商品券を使用する事でその人が支給対象者と分かるため止めた、みたいな話しもあったみたいですが、それって東京都が専用の商品券を準備するから分かるわけで、一般に出回っている商品券を調達してそれを配布すれば良いだけの話しでは。と言うと、それを換金して生活支援に使われないから駄目と言うけれど、結局それをどの様に利用するかはその人の責任なんだから、そこは割り切ってある意味突き放して考える事も必要では。そんなことを言ったら、政府が配布する5万円の給付金だって配布できない話になってしまう。逆に、そこに今回の1万円を上乗せしても良いんじゃ無いかとも思うし。それに、25kgものお米がいきなり隣に配達されてきたら「あれ?」と思う人も多いと思うぞ。
この支援策の対象は170万世帯で、それだけで170万世帯×1万円=170億円。で、事務経費その他で約300億円もの経費が掛かるらしいけれど、この件に関しては過去政府の支援策に対して「無駄」と批判して居た人達はどう考えているのだろうか。170億円分のお米配布に130億円経費を掛けるんですよね? 東京都だから出来ると言う話もある気がしますね。結局、こう言う支援策だと色々限界はあるわけで、根本的には仕事が増えて給料が上がって、必要に人は仕事をちゃんとしてお金が入って、それが社会の中で回る仕組みを活性化させることなんですよね。日本は「円安」「低金利」と言われているけれど、そのぶん国内産業は本当は活性化して行くはずなのに、その刺激がまだ足りないのかなかなか景気浮上には繋がらないですよね。「円安で物価高」みたいな事を何処に行っても言うからか、本来今日利用アップする最初のステップである価格上昇が悪役にされてしまっている。そうやって何も変わらない状態でジリ貧が続いていたのが、このデフレの20年30年だったはずなのに。このお米配布で救われる人も少ないと思うけれど、そうやって何とか繋いである間に根本的な対策をもっと進めないといけないなと感じます。
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