2020年7月14日

Bye bye, "Redskins"...

NFLのWashington "Redskins"が、Boston時代の1933年から使用してきたチームニックネーム"Redskins"を、本日をもってそのニックネームと現在のロゴの使用停止する事を発表。BLM運動や、其れ以前からあったPC関係で、特にスポンサー関係からの圧力もあったんでしょうね。個人的には馴染みのある名称だけに残念ですが、昨今の風潮に元から有るインディアン(Native American)からの批判もあるんだろうなぁ。

NFLで言えば、このWashington Redskinsだけでなく、Kansas City Chiefsもそう。MLBだと、Cleveland Indiansなんてそのものズバリだし、Atlanta Bravesの"Braves"の名称もロゴもNative Indian。NBAだと、Golden State Warriorsも、Native Americanを意味するもの。大学チームでも、結構同様のニックネームを使用して居るところが多かったけれど、こちらはいち早く変更しているし、そう言えば日本の法政大学も、以前の「トマホークス」から「オレンジ」に変更しているし。ただ、以前も書いたけれど、そう言う言葉をつかうことが「差別的」と言うものの、チームとしてもその名前に、「勇敢」「勇猛」「強さ」みたいなものを意味して使用しているわけで、決して相手を卑下したり差別しているわけじゃ無い。そんな名前を付けても、チームとして何の得もないわけですからね。とは言っても、"Redskins"に付いては「赤色の肌」ということで、それこそ「黒人」「黄色人種」みたいな響きもあるから、正直微妙だとは思うけれど。

この問題は、どちらかと言えば、元々そう呼称を使用していたNative American側が、勝手に自分達の呼称を使用するなという「権利・権益」の問題の方が大きいと思うんですよね。それだって、別に商標登録しているわけでは無いけれど、歴史的にあるいは伝統的に特定の人達が使用してきたもの、そう言う集団を意味するものという、暗黙の了解や理解があるものを、全く別の所で使用すればクレームする事は分かるんですが、それを「差別的」と言ってしまうと一寸違うんじゃないかなあ。日本の報道では、一律そう言う言い方でこのニュースを伝えているけれど、本当は持って複雑だし、そんな単純な話でも無いと思う。

気になる新チーム名やロゴはまだ発表されていないけれど、どうなるんだろうか。チームカラーがどうなるかも気になりますよね。Washingtonは、赤色(バーガンディー)と金色がチームカラーだけれど、これもやはりこれまでのイメージがあるから変えるんだろうか。そうなると、チームユニフォームも変更しないといけないから、大変そう。最も、Washingtonは本来はビジター用の白ジャージを好んでホームでも使用しているから、実はそんなにチームの印象としては変わらないのかもしれない。まぁ、チームの心配もそうだけれど、NFLの今シーズンがどうなるかも心配ですよね。色々な意味で、これまでに無い新しいシーズンになる事だけは確かなんだろうけど。

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