2020年7月23日

迷惑なスプレッダー

「Go Toトラベルキャンペーン」が始まり、東京都は除外になったけれど、4連休にこれまで以上の人の流れが生まれることは確実。その為、新型コロナウイルスの全国的な拡散が危惧されて、キャンペーンにも反対する声の方が大きいような気がします。一方で、旅行業や観光宿泊業の壊滅的な状況は変わらず、特に観光依存度が高い地方経済では、このままでは破綻しか見えないという話も。「1.7兆円をキャンペーンにつぎ込むより、それを観光業の補助に」という意見もなるほどと思うけれど、単純にお金を配るのでは一人あたりの金額×配布先しか救われないけれど、キャンペーンの補助として広く配布すれば、それを元手にさらに自分達で資金を出して全体の金額が膨れるし、移動する事でホテルとかレストランとか、一箇所だけで無く地域という「面」での効果も期待出来ます。所謂「レバレッジ」で投入金額以上の経済効果が生まれるわけで、そういう部分は無視できない。

でも、そうは言っても感染拡大は恐いわけで、実際東京都の感染は終息する気配が見えないし、大阪とか他の都市部でも以前よりも陽性者数が増えていることも事実。地元浜松でも、昨日は3人の感染者(静岡県内では、あと富士市、藤枝市でも見つかり22日一日で5人が確認)が出て、しかも感染経路が不明という事で、地方都市でも市中感染拡大の兆候が出始めました。正直、こればっかりは薬を撒いて根絶するわけにも行かず、ワクチンもまだ開発途上である以上、今は「三密」を避けて、他人から感染しない、他人に移さないという事を念頭に、うがい、手洗い、マスクの励行をして、新型コロナウイルスの自然終息を待つしか無い事も事実。「だったら、キャンペーンも中止するべきでは」という話しが出てくるわけですが、「自分で自宅軟禁する」事を要請されているわけでは無いし、「三密」を避けることさえ注意すれば、逆に今は少しでも以前のような経済活動を動かし出して、経済の治療(=回復)も進めないといけない。だから、どちらも必要なんですよね、今は。

メディアの報道などを見ていて感じるのは、「Go To トラベルキャンペーン」は、別に国民全員がこの期間にどんどん外に出ろ、と言う事を言っているのでは無い。出来る人は、出来る範囲で、観光地や食事の機会を利用して、少しでも今最悪の状態の社会基盤の一つを助けましょう、と言う話。だから、浜松の人間がわざわざ沖縄とか九州へ行く必要は無いけれど、浜名湖のお洒落なレストランで少し奮発した食事をすれば、キャンペーンの意図は達成されるはず。勿論、お盆(旧盆)の帰省に利用してもいいし、実際今朝の羽田空港は結構混雑していたみたいだけれど、その時に密集しないように注意する、マスクや手洗いに注意する、そう言う心がけをするべきと言う話なんですよね。それが、誰も彼もが観光旅行をするのは変だとか、一寸ポイントを外したコメントをしているワイドショーや情報番組が、一番感染拡大に寄与していると思う。そう言う意味で、今更言うのも無駄かもしれないけれど、正しい情報をタイムリーに提供しない彼らの罪が一番大きいかもしれない。

そう言う点から言えば、自覚しながら単に自分の動画の再生数アップの為に日本中を移動していた迷惑YouTuber何て言うのは言語道断。自覚しつつ病気を蔓延させたら、何か罪にならないのだろうか。新型コロナウイルスは指定感染症だから、意図的に感染拡大をさせたとしたら傷害罪とかになるんじゃなかっただろうか。メディアでも場合によっては面白可笑しく報じていて、あれでは迷惑を掛けた彼の思うつぼに再生数増加に貢献しているだけで、実際に被害に遭った人には何の得にも鳴らない。幸いにも、マネをする愚かな追随者は今の所出ていない様子だけれど、あのニュースが多少は今回のキャンペーンを否定する動機になったことは事実じゃ無いだろうか。結局は、迷惑行為をする人が問題であって、ちゃんとルールやマナーに則って利用する人には罪は無いし、それで助かる人が大勢いるのであれば、リスクを考えても今実行するべき事だと思う。

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