2020年7月22日

デルタ@羽田

デルタ空港が、羽田にハブを完全移動してちゃくちゃくと再開の準備を始めている記事2点(これこれ)。流石に、羽田空港の新しいラウンジ開設は1年先送りにするけれど、成田から完全に撤退して羽田中心にアジア路線を立て直そうとしていたときの、この新型コロナウイルスは痛かったでしょうね。それでも、UAやAAと比べていち早く積極的に日本路線や、多分韓国とか中国路線もてこ入れを始めているんだろうから、米系大手三社の中では頭一つ抜きん出ている感じがします。

UAに関しては、何度も書いているように今年の利用はもう90%位諦めているところ。来年しても、全く先が見えないしどうなることやら状態。今年の秋にはアメリカ大統領選挙があり、トランプ大統領の二選か、バイデン候補の勝利かまだ分からない状態。ただ、どちらが大統領になったとしても、アメリカとして重要なトラベルビジネスに関して、さらに制限を続けることは難しいんじゃ無いかという気はするんだけれど。

星野リゾート代表の星野佳路氏がテレビ番組で説明していましたが、日本の旅行消費額約28兆円(2019年)のうち、

  • 日本人の国内宿泊旅行: 17.2兆円(61.4%)
  • 日本人の国内日帰り旅行: 4.8兆円(17.1%)
  • 日本人の海外旅行: 1.2兆円(4.3%)
  • 訪日外国人旅行: 4.8兆円(17.2%)
と、海外旅行関係は6兆円で、全体の21.5%。だから、国内旅行を救えれば少なくとも旅行関係の80%近くはカバー出来るので、今回のGo Toトラベルキャンペーンの期待値と効果はかなり大きいのと言っていいのじゃ無いだろうか。

ちょっと以外だったの、あれだけ「訪日外国人旅行者4000万人」と言って誘致してみても、実はその数は国内日帰り旅行くらいの規模なんですね。勿論、観光以外の目的や効果も含めて、訪日外国人旅行者は増やすべきで、その波及効果も大きいけれど、実は国内消費をもっと活性化させることも重要(一番パイの大きいところを効果的に増やすべき)と言えそう。今回、感染拡大を不安視して、自動車購入やシェアリングカーを利用する人が急増して居るみたいだけれど、これまでのように鉄道とか飛行機のような点と点を結ぶ旅行から、車で移動しながら楽しむ、一昔二昔前の「線の旅行」がもしかしたらブームになるかも。私も、昨年購入した自家用車の最初の12ヶ月点検を先日終えたばかりなので、この4連休はちょっと遠出でもしてみようかな。

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