2011年4月8日

省電力のお手本

予想される夏期電力不足に対応するため、やっと政府から総量規制のガイドが出てきましたよね。大企業は25%、中小企業は20%、一般家庭は15%という目標値。個人的には、今のような五月雨式の「計画停電」ではなく、まず全体的の消費量を圧縮し、さらにピーク時期を色々な形でずらして、とにかく最大値を何とか下げる努力が必要。ただ、ここで疑問なのが「家庭で15%節電するにはどうしたらいいのか」ということ。一例として、エアコンの設定温度を1度上げると、3~5%位の節電になると言うような情報は最近聞くけれど、それ以外の方法とか、家全体での削減の仕方みたいな、もっと情報が欲しいですよね。出来れば、いろいろなパターンでのモデルケースとかあると分かりやすいでしょう。さらに、一家の消費電力の中で、どの器具や設備が、全体のどれだけの消費を占めるのか、そんなサンプルもあると省電力しやすいですよね。例えば、エアコンが一番消費電力が大きいというのは何となく分かるけれど、例えば病人とか高齢者がいてある程度エアコンを使わざるを得ない時に、じゃ次に削減効果のあるものは何かとか、よく照明器具をLEDに換えて、という話は聞くけれど、それが出来ない場合に、例えば照明を一つ使わないようにすると、どれだけ効果があるかとか。

ピークのシフト対策としては、夜の電力にどれくらい余裕があるのかも知りたいですよね。例えばエアコンの設定温度を上げるのは良いけれど、どうしても夏の夜は寝苦しい。じゃ、夜ならば少し強めにエアコンを暫く運転して、その冷気で寝入るくらいの事が可能なら、そういうことをやるだけでそこそこ睡眠も取れるし、昼間の制限も我慢できるくらいの満足感は得られるんじゃないかと。また、中小企業なんかだと、仕事の時間帯を夜とかにずらした方が有利なら、そうするかもしれないし。と言うか、そういうことが可能なのか、こうジグソーパズルを組み合わせるような感じで、いろいろなピースがはまるような最適化システムが出来るといいんですけどね。Googleとか、作ってくれないかなぁ(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿