猫砂の原料であるゼオライトを使って放射性部室を回収するという記事を見たときに、思わず国内のホームセンターから猫用トイレ用品の棚が空になるのかと想像してしまった。で、「猫砂、スゲー」と驚いたら、今度は顔料の原料を使って放射性物質を吸着除去出来るという記事も。今福島原発では、いろいろな課題があるわけで、その中の一つが汚染水の処理。具体的に、どれくらいの規模のプラントを作って、どれだけの汚染水処理が出来るかはイメージがわきませんが、今のように外から冷却水をじゃばじゃば入れている状態では、その分だけ汚染水も生まれてくるわけで、何とかして循環式のシステムを作らないといけない。その為にも、汚染水を処理できるこういったプラントは早急に実用化して欲しいですよね。
「窮すれば通じ」とは言うけれど、やっぱり何か問題にぶつかるとそれを解決しようとする人間の意識というか知恵は凄いですよね。で、こういった方法で福島の問題が解決できれば、同様の問題が今後どこか別の場所で発生しても、日本が今回の恩返しと言うことで貢献できるわけです。勿論、そこにビジネスも絡めるかもしれないけれど、そういう技術を蓄積できるということも大切だと思いますね。決して、火事場泥棒的な考えではなく、危機を乗り換えて生み出された技術として、十分に意味がある知識だと思うし。
個人的には、危険な原子炉やがれきなどを一気に遠くに処理できるような「転送技術」とか、危険から身を守る「フォースフィールド」なんて言うのがこの機会に実用化されないかと期待してしまうけれど、やっぱりそこまでの技術はまだまだ遠い夢のまた夢ですね(笑)。
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