2022年10月31日

リモートワーク新時代

PCWatchの記事から、日本マイクロソフトが公開した、品川本社のハイブリッドワーク向け新装オフィスの記事。ここにも、セミナーや会議等で何度か訪問したことがありますが、以前の印象はいかにも「マイクロソフト」らしいデジタル的などちらかというと「無機質」な印象の内装だったけれど、この記事の写真を見ると以前と比べてかなり緑が取り入れられて、自然との融合みたいな事を考えているのだろうか。私はマイクロソフトとの付き合いは、ほぼ自分の仕事の歴史に近いくらい長いのだけれど、残念ながらRedmondの本社には行ったことが無くて、一度位は行きたかったなぁと今でも思っているんですが、あそこも自然豊かなオフィス(キャンパス)だと聞いたけれど、それに雰囲気は近いのだろうか。

日本マイクロソフトでは、Surfaceを初めとしたハードウェアの開発はそんなにやっていないのだろうか。従来通り(オフィスワーク)希望が2%で、完全リモートが35%、ハイブリッドワークが63%という割合は、ソフトウェア会社という前提なら理解出来る割合ですが、Surfaceや最近のVR関係のHMD等のハードウェア製品開発も含まれることを考えると、ちょっと比率が特異的かなぁと言う気もします。弊社の場合は、ハードウェア製品開発が中心ということもあり、全体の半分くらいのチームはオフィスワークが事実上必須な状態で、テストや製品保証部門なども割合としてはオフィスワークしないと、テスト機材や環境が無いので、リモートワークは限定される状態。残り、期間担当者とか自分達のようなソフトウェア関係の部門は、半分以上から8割9割位リモート可能だしリモートワーク希望者が多いのですが、全体的には日本マイクロソフトの割合と真逆な感じかなあ。 

そんな中、弊社でもポストコロナ禍に向けて、今オフィスのレイアウト変更や工事を進めていて、以前固定席制度からフリーアドレス化したVer.1.0から、さらに進める現在のVer.2.0と謳って工事がこれから年末に向けて進みますが、言ったん増やしたフリーアドレスの座席数は変わらないものの、借りているフロアーが増える(増床)されるのに伴い、固定席が増えて行ったりと、ちょっと以前とは逆行するような流れを感じるけれど、まぁ自分のポジションには殆ど変わりないので傍観することにして居ますが(笑)。何度も書いていますが、やはり仕事の内容によっては家庭内で作業することは難しい、不可能な職種も多いわけで、何でもかんでもリモートワークすれば良いというわけでは無い。出来るだけ効率的にオフィススペースを活用することが最優先な訳で、そんな中でオフィス作業が必要な人にはその環境を充実させれば良いし、そうで無いリモートワーク中心の人は、オフィスリソースを例えばフリーアドレス化するなど削減しつつ、そのぶんリモートワーク環境の充実も進めて欲しいと思いますよね。例えば通信費補助等も一つのアイデアだと思うし、後会社支給パソコンをそれなりに高機能なものにするとか、場合によっては正副二台持ちを許すとか。

あと、日本マイクロソフトがリモートワークを進めるのであれば、今のTeamsの改善をもっとやって欲しいなぁ。個人的に一番欲しいのは、まずは発言者が第三者目線(他の参加者)が見えているような画面を手元でモニター出来る仕組み。もう一つは、今のよう一つの画面共有だけでなく、複数の画面共有が出来るようして、複数のプレゼン資料を並べて画面上に表示しつつ話が出来るような機能。Teamsのデスクトップ上に複数表示する(例えばデスクトップ共有して)のではなく、ウィンドーとして複数表示させたい。さらには、iOS16から、MacOSとの連携でiPhoneのカメラをMacOS上取り込んでパソコンの内蔵カメラ的に使用出来るようになったらしいけれど、同様にWindows上でスマホカメラが利用出来るようにして欲しい。それも1台ではなく、複数台をWi-FiかBluetoothで接続して、一度に複数の方向から撮影したカメラ映像を共有出来るようにし欲しい。Windows11からはAndroidアプリが動作するので、その拡張で出来そうな気がするんだけれど。是非日本マイクロソフトには、紺屋の白袴にならないようにして欲しいです。

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