2022年10月30日

6万5千人の観客

昨日新国立競技場で開催された、日本対ニュージーランドのテストマッチは、新国立競技場最多の65,000人を超える観客が集まり、その熱気に押されてか日本チームもあと一歩の所まで詰め寄る熱戦だったらしい。 コロナ禍で多くのイベントが自粛したり、上限の半分までと言う制限が続き、それ故に上限制限が撤廃されてもなかなかスタンドが埋まることは無かったけれど、昨日の新国立競技場は別格だったですね。

ニュース映像などを見ていてちょっとビックリしたのは、新国立競技場って陸上競技のトラック部分まで芝が貼られていたんですが、もう陸上競技は開催しないのだろうか。以前のプランだと、東京2020開催以降は、ラグビーやサッカー等の球技専用スタジアムにして行くみたいな話も有ったけれど、その後陸上のトラック設備も残すことになったみたいな話も聞いた記憶があるのだけれど。単に陸上のトラックの上に芝生のマットを敷いただけでは、多分フィールドの芝生の面とは高さが違ってくるから、意味がない気がするのだけれど。調べてみたら、2025年に世界選手権が開催されるので、陸上競技のトラックは残すことになったはず。ならば、何でトラック全面に芝を貼ったんだろう。トラック内のフィールドは、元々芝生だろうから良いとして、その周りに貼るくらいで良いと思うのだけれど。ゴールの後ろ、コーナー部分はトライで突っ込んでくるから有る程度芝を貼ることで安全対策にもなるから良いとしても、トラック部分も含めてほぼ全面にまで芝を貼る必要は無いと思うのだけれど。

映像を見る限りでは、スタンド下の通路部分には元のトラックの名残というか、茶色の全天候トラックの後らしきものが見えるけれど、それ以外の部分は一年芝。しかも、場所によってかなり色が違っているから、もしかしたら一部は人工芝が引かれているのかもしれないけれど、それにしてもトラック全面では無くて、スタンド下の控え室とフィールドの行き来する部分来カバーすれば必要十分だと思うのだけれど。オールブラックスの試合だから、専用スタジアムッぽい感じにしたかったのだろうか。そのぶんお金も手間も掛かるだろうし、そこまで芝を敷き詰める理由がよく分からない。

芝生の疑問はあるけれど(笑)、同じ楕円球を扱うスポーツとしても、これだけの観客が集まる試合は羨ましい。東京ドームが出来る前、全日本選手権とか以前の国立競技場で開催された事は有ったけれど、ここまで満席にはならなかったと思うし。しかもラグビーの場合、ワールドカップ開催直後は日本チームの活躍もあってかなり盛り上がったけれど、数年後にはそれも下火になって、ラグビー界が危機感を抱いていたような状態だったはず。確かに対戦相手が人気の高いチームであるし、久しぶりの新国立競技場での開催という希少性も有ったかもしれないけれど、それでもなかなか6万5千人は集まらないと思う。アメフトも、来年1月にアメリカの大学チームを招聘して、オールジャパンチームとの対戦が予定されているけれど、6万人は集まらないだろうなぁ。これまでの実績で言えば、2万人に行けば御の字の気がする。不吉な事は言いたくないけれど、開催時期が1月の終わりという事で、天候的にも厳しい時期だから、寒くて雨模様なんて最悪の天候だと1万人に届かないかもしれない。6万人は厳しくとも、何とかその半分くらいの3万人位は集めたいけれど。ちょっと羨ましいラグビーの国際試合でした。

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