2022年10月25日

意外なクレーム

爪楊枝から木の匂いがする」というクレームは、なかなかの物だと思うのだけれど、まぁ世の中にはとんでもないことを平気で言う人は多いからなぁ。疑問なのは、そういうことをクレームした人は、爪楊枝が木製である事は知った上で、しかし脱臭していない事に文句を言ったのか、それとも木で出来ていることを知らずに文句を言ったのか、その背景は知りたいなぁ。実は私も可能なら似たようなクレームを言いたいことがあって、それは「洗剤から香水の匂いがする」という事(笑)。最近の洗濯洗剤って、もう色々な匂い付けしていて、さらに最近では洗濯とか乾燥の最後に匂い付けするような物も売っているんでしょ? もうね、勘弁して欲しい。

洗剤だけで無く、トイレットペーパーとかティッシュペーパー何かも、最近では仁尾樹の物が多いけれど、それでも「無臭」の製品も並んで販売されるていることが多いからまだ我慢できる。でも、洗濯洗剤で無臭の物ってあるんだろうか。勿論、匂いに対しての印象は人それぞれなので、自分のように匂いがきついと思う人もいれば、全くそんなことは無いと感じる人も多いだろうし。匂いだけでなく、食事の味付けだってそうだし、服装の好みから髪型や人となりに関してだって「絶対的に正しい」事も「絶対的に間違っている」事も無い。ただ、そう言う感情的な部分に関しては、自分でそれなりにコントロールしたり我慢することも可能何だけれど、匂いとか音とかのように、意識ではどうしようもないものに関してはやはりもう少し配慮が必要なのではないだろうか。洗剤に関しては、基本洗剤は無香料無臭にして、ラーメンのトッピングじゃないけれど、後付でブレンドするなりして好みの匂い付けが必要な人は出来るようにして欲しいなぁ。

爪楊枝の話で更にビックリしたのは、爪楊枝の頭の切れ込み部分に文句を言う人がいること。溝の深さとかにクレームするって、その人はどんな方法で溝の深い・浅いを判断しているんだろうか。見た目の直感? 正直爪楊枝を使っても、溝の深さまで気にしたことはないなぁ。あれって、下側の溝で折って爪楊枝置きにするために彫られているはずなんだけれど、折ろうとして折れないから溝が浅いとか、簡単に折れてしまったので溝が深いとか感じるんだろうか。私は、殆どの場合折ったことがないから、溝の有る無しなんて気にしないけれど。まぁ、世の中には色々な事柄に敏感というか、変なところに意識が言ってしまう人がいるもんだなぁと逆に感心してしまいます。その観察力をもっと別のことに生かせば、もしかしたら凄い発明が生まれるかもしれないのに(笑)。

私も昔々、自分達の製品の「お客様窓口」部門の人と少し仕事をして、お客様から問合せとかクレームで掛かってくるリアルな電話を聞いたことがあるんですが、本当に信じられない世界でした。多分自分だと1時間所か、30分も持たないと思う。確実に一日で心が病んでしまいます。あの仕事を何年を続けている担当者には、本当に頭が下がります。でも、ああいう部門がちゃんとしないと、お客様満足度だけで無く会社としての評判にも関わりますからね。当時はまだ今ほどネットも普及して居ないので、画するにしても凄く限定されていたけれど、今なんて何かあればあっと言う間に広がって、手が付けられなくなる時代ですからね。逆にそう言う時代だから、理不尽なクレームに対しては以前以上に援護射撃が付く場合も有るけれど、それでも難しい時代なぁと言う印象は強くなるばかりです。 諺で「箸が転がってもおかしい」という物があるけれど、今の時代は「爪楊枝が臭っても怒られる」時代なんだな、と。自分も加齢のせいか一寸したことでむかっとすることが増えてきたけれど、そういう時こそゆっくり深呼吸をして、気持ちをリセットする位の余裕を持ちたいですね。

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