2022年10月24日

民主党とマイナンバー

朝日新聞の無料部分という短いスペースの中での、さらに実際の演説を簡略化した内容だろうけど、それでもこの人の無責任なというか無知なのかというか意図的に発言しているのか、随分とめちゃくちゃなことを平然と言っている気がする。立憲民主党前代表の枝野幸男氏が、さいたま市での後援会での発言らしいけれど、マイナンバーカード憎しで適当なことを言っているようにしか見えない。 

保険証は子どもも乳幼児も持っている、認知症の高齢者から寝たきりの人も持っている、でもマイナンバーカードは、と言う言い方をしているけれど、保険証だって子どもが自分で市役所とかに行って貰っているわけじゃないでしょ。寝たきりの人が、その時だけ起き上がって取りに行っているわけじゃ無いでしょ。保護者とか代理人とか、もし本人が何らかの理由で申請や受取が出来ない場合には、それなりの理由と手続きがあれば、代理人が管理することも可能なわけだし。もしかしたらこの人、自分で保険証の手続きをしたことはないのだろうか。少なくとも、仕事が変わったり、辞職したり再就職したりすれば、その時々で国保から社保にしたり、書き換えの手続きとか必要なはずだけれど。

さらに驚くのは、停電になればマイナンバーカードのシステムが壊れたら、と言うけれど、今の時代必要な情報は電気インフラに乗っかっている訳だから、別にマイナンバーだろうか保険証だろうが、そこは同じはず。病院と会って、月一回の保険証確認する作業を見たこと無いのだろうか。端末に情報を表示させて、保険証番号の確認とかやっているわけで、停電根になればその端末だって動かない。大体停電になれば、病院の治療行為だって出来ないでしょう。大きな病院ならば、自家発電装置とかもあるから多少の事は出来るだろうけど、それも院内の独立した機器だけで、外部との接続が有る場合には外部の中継施設が止まればやはり使えないだろうし。そう言う意味では、太陽光発電重視で電力インフラが歪な事になって違法が問題だと思う。自分のところの「最高顧問」だっけ、あの人を少しは諫めたらどうかと思うなぁ。

で、マイナンバーカードを批判するのは自由だと思うけれど、そのマイナンバーカード導入を決めたのは自分達が政権与党だった民主党時代の2009年12月。例えば、ちゃんと「民主党時代に決定した」と行っている議員さんもいるし、

同等の岡田克也氏は 「行政コスト削減の画期的法案」と言っている。「マイナンバー」と「マイナンバーカード」は別物、と言う良いわけも有るかもしれないけれど、それは「マイナンバー」という本体をどう表現するか利用するかと言う話だけで、根本である「統一的な番号で関連サービスを紐付けて効率化する」という部分は同じ話。以前は、これだけ自画自賛すらしていた制作を、なんで今は掌返しで批判してあまつさえ責任問題みたいな事まで言うのだろうか。真っ当な政党ならば、時間も経過して新たな問題点が生まれたならその事を言えばいいのだし、寄り国民のためにどう活用したらいいのか、それを提案するのが野党与党問わず政党の仕事じゃないだろうか。例えば、今一番の問題は旧統一協会の問題等ではなく、経済的な問題や社会保障などの問題の方がより切実だし大きな話。それら行政サービスを、より効率的に効果的に提供するためには、マイナンバーという共通の基盤があれば今すぐ実現出来るから、ここをこうしてあそこをああして、と言う事を言えば、ずっとそこ止まりの政党支持率も少しは上向くだろうに。これも一つの「ブーメラン」なんだろうな。

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