2022年10月14日

Starlink in Japan

ロシアのウクライナ侵攻で一躍有名になってしまった、Elon Musk氏のSpaceXが提供する、衛星通信システムの"Starlink"。日本でも利用可能になったというニュースを聞いたものの、残念ながら静岡県が含まれる西日本地区は一部(KDDIの山口基地局)を覗いてまだサポート地域外なので利用出来ず。でも、こんな感じで早速使用レポートが掲載されています。 


記事を読んでいてビックリしたのは、接続された状態で届くという事。全てを外とか室内に設置するようなシステムなら分かるんだけれど、アンテナ部分は室外だろうし、コントローラーとかWi-Fiルーターは室内だろうから、そう言う設置する時にはケーブル類を外して繋いでって作業は必要だろうし。未接続状態で後から接続させるよりは、最初から繋げておいて、必要な部分だけ外して繋ぐことで、作業中のエラーを少なくすると言う発想なのか。

起動後にアプリが自動的に衛星を追随し始めて、アンテナの方向を自動で調整するなど、最近のデジタル家電に見られる自動設定機能とかよく準備されている雰囲気。多分、一度起動して最初に衛星を捉えたらそのまま固定されるわけではなく、通信状況によっては微妙にアンテナの方向を調整したりして、最適化したりするんだろうな。これがBS/CSアンテナだとそう言う事はする必要が無いので、自動調整システム(駆動モーターにセンサー類等)を付けると、便利だろうけど過剰装備になるから、コスト的にペイしないだろうし。その辺り、見た目は似ていても用途が違うから、まぁ仕方ないのだけれど。

著者の石川氏も最後に書いているけれど、非常時の通信インフラとして魅力的だと私も思う。月1万2千円の出費をどう考えるかにも寄りますが、企業だとかなら非常時の備えとして必要なインフラと言えるのでは。個人で準備となるとまだまだハードルは高いけれど、例えばマンション何かなら管理組合が全戸で共有する形で入れるとかはありかも。地域だと、10軒位が共同で利用するという形なら、年間の維持費も1万円位迄落ちるだろうから、それなりな気がしますね。非常時には、メールとか精々音声通話(VoIP)が出来ればいいわけなので、もう少し共有する軒数を増やしても良いんじゃ無いだろうか。いずれにしても、衛星通信装置が個人レベルでも日常的に利用出来る時代になったというのは、凄く感慨深い気がします。

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