2022年10月13日

ひろゆき騒動

元2ch管理人、ひろゆき氏が火を付けた「沖縄の基地問題」騒動。 あの「ひろゆき」氏ですから、別に彼が沖縄の基地問題に興味が有るとか、何か解決しようかとか、何か行動しようとか、そんな気持ちはさらさら無いことは明らかなんだけれど、彼の行動に面子が傷つけられたと感じた基地反対は、総掛かりで反論・反撃。多分、そうやって話題化(騒動化?)する事で自分を目立たせることが、ひろゆき氏の目的なのに、まんまとその術中に嵌まったと言うべきか。

そんな中で、改めて反対派の主張がいろいろと検証されることになり、その中の一つ現在の米軍基地の接収についての主張も、以下略ちゃんが検証して、どうも針小棒大な言いがかりに近い話らしい。しかもそれは、沖縄県自体が関わっていた話でもある、と。当時の資料によると、強制的に接収された土地は、約53.6万坪で177ヘクタールの面積が相当するらしい。これを現在の米軍基地面積の2万3303ヘクタールと比較すると、0.76%分。ただ、現在は2万ヘクタールある基地も、接収当時はもう少し小さかっただろうから、その時にはもう少し比率的には大きかったんだろうけど、それでも数%位だろうか。

逆に、その接収された土地の内、真和志村分17万坪は全面返還され、小禄村具志(小禄村1.5万坪の一部?)は那覇空港になり、その他地域も部分へ感されていることから、実際には1/3から半分くらいは変換されている想定すると、現在の米軍基地面積に占める割合は、0.8%からさらに下がって0.5%とかくらい何じゃ無いだろうか。いずれにしても、別に米軍が侵攻してきて土地を奪ったというわけでは無いと言う事は言えるのでは。いゃ、仮に0.001%でも強制的に接収したことは怪しからんと言う意見は言えると思うけれど、それならそれで全てが接収されたような言い回しは正しくないわけで、その点は言い方を訂正するべきだと思うし。

よく言われ「沖縄には全国の米軍基地の75%が集中」という話も、実は「米軍専用施設」の75%であり、その大部分は北部の演習地域等も含む話となると、ちょっと理解も変わってきます。ただ、そうは言っても狭い沖縄県に多く集中している事実は事実だと思うし、それは何らかの方法で解決されるべき課題でもある事には同意するところ。でも、そう言う状況にある理由も有るはずで、それは現時点では中国の脅威に対しての防衛拠点としての地勢的な理由が大きいと思うんですよね。戦争直後は、戦争の結果としての占領で、その理由も大きいと思うけれど、現在に於いては地勢的な理由から沖縄という土地は最重要地点になっている事も理解するべきでは。よく沖縄に米軍基地があるから最初に攻撃されると言われるけれど、多分自分が敵側ならそんな強敵の居る場所は狙わなくて、もっと脆弱場所を選ぶと思う。でも、沖縄の場合は、地勢的に有利な位置にあるから、何らかの方法で占領することは最重要目標の一つにはなり得ると思う。九州や本州からも距離があるから、応援にも時間が掛かるだろうし、それ故に有る程度自力で防衛できる準備をする事が、それが米軍なのか自衛隊なのかそれ以外の方法なのかは意見の分かれるところだけれど、一番必要な事なのではと思うんですけどね。よく言う「話合いで解決」と言うけれど、今回のひろゆき騒動では、それが通用しないという事を図らずも証明しているわけだし。

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