2022年10月29日

駄洒落代表

本日は何故か立憲民主党三連発(笑)。 政府が発表した、第二次補正予算に対して、財務省提示の25兆円規模が、自民党からのクレームで29兆円規模に膨らんだことを「中身が無い」と糾弾。自民党の「言い値」で予算が決まる「いいね予算」と駄洒落で締めているのだけれど、いゃいゃ、予算が増えてそのぶん支援が広がるのは良いのでは。と言うか、もっとお金を出せと言っていなかったか、野党は。

この予算措置、別の記事が伝えるには、25兆円規模でまとめたかった財務省側が、先手を打って首相に提案したところ、念のため岸田首相が自民党の萩生田政調会長に確認したところ、まさにその為の議論の真っ最中で、財務省の策略がばれてしまい、結果的に29兆円規模の補正予算になったというもの。個人的には、30兆円以上、35兆円規模くらいでもいいと思うのだけれど、その増加した4兆円分にしても、単に数字を膨らませたわけでは無くて、元々予定して居たり提案していた項目をそのぶん追加したのだと思うのだけれど、そう言う事も確認せずに「言い値予算」と言う方も言う方だと思うなぁ。

日銀の金融政策決定会合では、現在の金融政策を決定していて、円安が進む中でも低金利(ゼロ金利)制作を続けて、少しでも物価上昇と賃金上昇を維持するという決定がされたばかり。それならば、寄り多くの資金が市場に流れて、それが単に流れ込むだけで無く色々な場所に動くことで、お金としての効果が発揮されて経済が活性化されて一人一人のお財布にお金が回り、生活も豊かになっていくはず。そのやり方は色々あると思うけれど、やはり政府として公共工事やら公的な事業を先ず進めて市場に刺激をすることが一番規模も大きいし効果も大きいんじゃ無いだろうか。そんな中で、少しでも補正予算額を大きくすることは意味があると思うのだけれど、お金を出す方の財務省としては少しでも減らしたいんだろうな。多分彼らのKPIは、以下にマイナス支出をさせないか、以下に支出を抑えて行くか、そんなところなんだろうな。

財務省にしても、日銀にしても、そして政府与党にしても、それなりに考えて何とか経済活性化とか国民生活の向上をしようとしているのだと思うのだけれど、それを茶化すだけの野党第一党代表もみっともないというか無責任というか。そういう時にこそ、日頃の経済政策を訴える絶好の機会じゃないのか? そういう時にこそ、売り物(?)の「影の内閣」がビシッと予算案なり経済政策を提言する絶好の機会じゃないのか。「中身が無い」と言う以上は、自分達にはそれを補って余り有る「政策」があるんですよね? こういう時にこそ、正々堂々と政策提言をして存在感を見せつける時で、下手な駄洒落を言っている時では無いと思うのだけれど。こういう時短い端的な言葉で自分達の提言なりテーマというか目標をビシッと言えるかどうかで、その集団の実力が分かる気がします。例えば「水増しするなら、+10兆円で35兆円にして、その分は子育て支援の完全無料化と、物価高対策費に回すべき」とか。「財政規律はどうする」と言われたら、「財政規律も重要だが、それよりも今日の生活を助けて明日に繋げることが現在の最優先事項」とでも言えば、かなり支持が膨らむと思うのだけれど。まぁ、これまでの経緯から、仮に彼らが忌まそう言う事を言っても信用されないという問題は有るかもしれないけれど、そう言うものが残っているのは自業自得な訳だし、そう言う事を解決する方法は地道に一つずつ努力していくしか無い訳ですしね。

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