2024年4月12日

岸田首相のスピーチ

ネットで話題になっていた、岸田首相の日部首脳公式晩餐会での完敗のスピーチ。その全部を掲載しているこのページで映像を何度か見てみましたが、なるほど、この内容は100点満点で99点は上げて良いのかもしれない。 -1点は、途中ちょっと噛んだところ(笑)。岸田氏の英語でのスピーチに対して、冗談を言えばリアルタイムで笑いが生まれてくるし、広島由来の逸話などの部分でも、簡単の声が同じくリアルタイムで流れてくるので、やはり内容だけで無く岸田氏の英語能力もしっかりしている証拠だと思いますね。

最初の「自分のスピーチは短い」「有名人が多すぎて困った」みたいな軽い冗談で笑いを取りアイキャッチを取ると、そこからG7の開催された広島へと繋げて伏線を設定して、最後にスタートレックネタ続きでジョージタケイ氏のネタで締めるのも、よく考えられた話だと思う。これを言いたいがために、スタトレの"Boldly Go."を出したのか、スタトレからジョージタケイ氏のルーツに偶々気がついたのか、そこは不明だけれど、最初の多くの日系移民が広島出身という話しから、それがスタトレに繋がることが、このスピーチでも強調しているより堅固な日米同盟とそこからの将来を次の世代に繋げるという主旨のある意味証明にもなっているわけですからね。

第二次安倍政権が誕生して、国際外交を中心施策の一つにした時、各国訪問した際のスピーチが素晴らしい、よく練られていると話題になったけれど、岸田総理にもそう言う優秀なスピーチライターが付いているんでしょうね。ただ、岸田さんは日本語で話しをしている時にも、結構言い間違いというか言葉を噛むような部分が何度かあって、それが気になります。今回の英語スピーチは、それ程酷くなかったけれど、それでも1~2箇所ちょっと言い間違いっぽい箇所があるのがちょっと気になるけれど、まぁそれ以外の部分で大きく受けも取っているし、感心もされているし、かなり台精巧な内容のスピーチじゃないだろうか。やはりアメリカ人からしたら、日本語でどんなに感銘的なスピーチをされても、その翻訳を聞いているのでは感動も半減してしまうだろうし、どうしても解釈して反応するのでの時差もあるでしょうし。

スタトレの話を出したのは、今回の訪問で発表された、日米共同の月面探査計画に、日本から二人の宇宙飛行士が参加して、さらにトヨタが居住可能な月面探査車を開発するという話題もあったからなんでしょうね。スタトレの世界観には、まだまだ届かないけれど、若しかしたらコクレーンがワープエンジンを開発する手前くらいまでの時代には迫っているかも。でもあの時代設定は「第三次世界多戦後の荒廃した世界」なので、となると日米とどこかが戦争をするような事態が近いという事なのだろうか。まぁ、そっちの予想は必ず外れ欲しいけれど。いずれにしても、このスピーチが今回の訪米で最大の実績になったりして。

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