2010年5月25日

浜松ジャズウィーク

先週末から始まった「第19回浜松ジャズウィーク」。"Jazz"は好きな音楽ジャンルなんですが、最近というかここ10年、20年はすっかりご無沙汰状態で、参加するミュージシャンのリストを見ても不勉強から知らない人ばかり。学生時代後半から社会人成り立ての頃(つまり1980年代後半だな)は、結構都内のライブハウスとか通ったものですが、仕事が忙しくなるにつれてそういう場に出掛けることもなくなり、それに応じて音楽CDを購入することもなくなり、という負のループ。

昔は、「浜松は楽器の街だけど、音楽の街じゃない」とよく言われたもので、それでも地元企業の雄"YAMAHA"の「ポプコン(ポピュラーソングコンテスト)」で結構盛り上がったものだけど、それでも「音楽が身近にある」という雰囲気は余りなかったですね。まぁ、子供の頃に「ヤマハの音楽教室」に通わされて、それなりの素養は身につけたと思うけれど(笑)。自分が高校生の時には、 いわゆる「フォークソングブーム」の頃で、とにかくフォークギターが欲しくて、それが無理なら安いクラシックギターでも良いから買って、吉田拓郎とかかぐや姫とかあるいは井上陽水とか弾いていた時代なんですよね。つま恋で開催された全国大会には、見に行ったこともあるし、アルバイトで裏から見たこともあったけれど、当時不思議だったのはYAMAHAの本社が浜松にあるのに、あのクラスのステージやアリーナが浜松には無かったこと。当時は、ポプコンの東海大会とか当時の浜松市民会館でやってましたが、今から思うと結構チープな設備だったんだろうなぁ。ギター一本で勝負の世界だったから、それでも良かったのかも知れないけれど。アクトにあるホールはまだ言ったことがないんですが、多分全然違うんでしょうね。そういゃ、暫く前の「ぴったんこカンカン」で、アクトで開催された「天童よしみ」ショーの追っかけみたいなシーンがありましたが、TVカメラを通してみると中々立派な設備だったりして。

市街地活性化の話がいろいろ言われる中で、あまり「音楽で活性化」という話を聞かない気がするんですが、それってやっぱりまだ浜松は「音楽の街」になれないと言うことなんでしょうね。自分なんかが「音楽の街」と聞くと、例えばニューオリンズ何かが浮かんでくるし、都市ではないけれどディズニーワールドなんかも音楽が溢れる場所としてイメージが浮かぶんですが、それくらい常に音楽が街に溢れているという状態は出来ないんでしょうかねぇ。街中のライブハウスならレストランで、ライブ演奏がいつも行われているというのは難しいかも知れないけれど、市街地にスピーカーが設置されていて、区画ごとに違う音楽が流れるなんていうのは中々風情があって良いかも。

ただ、音楽は「無形の文化」なだけに、生み育てていくのは難しいのも確か。例えばJazzが良いからとブームの時は良いけれど、それが下火になったり廃れてしまったら困りますしね。まぁ、Jazz自体はそれなりに歴史もある音楽だから、ブームの上下はあるにしても廃れることはないと思うけれど。あまり回数だけ増やして内容的に薄くなっても困るけれど、四半期に一回何かイベントがあるとか、そのための中心的施設が浜松市街の中心部にあるともっと良いんですけどね。今回も、駅前の広場で演奏会があるみたいだけど、そうなると人の流れが駅の周りにしか対流しないから、もっと中心部分でやると良いと思う反面、そうなると今の人の流れとは違うから盛り上がりに欠けるかも知れないし、中々難しそうですね。

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