2010年5月27日

地デジの功罪

大相撲の特等席のチケットを、現役の親方が暴力団関係者に優遇していたという記事。まぁ、事件の詳細は今後の調査に任せるとして、この記事で思ったのが最近の地デジ放送の功罪。大相撲の放送もそうだし、自分的にはプロ野球の東京ドームでのテレビ放送もそうですけど、相撲なら土俵際付近の席の観覧者、東京ドームだとバックネット裏の観戦者が、地デジ放送になってからくっきりはっきりと分かること。大相撲でも、今回のニュースがでる前に何度も「あれ、この人って...」と思うことが何度も。また、危ない人じゃなくて「あれ、これって芸能人の...」とか「有名人の...」という場合も何度も。東京ドームの場合は、結構政治家がバックネット裏、ホームベース上の一番前とか2番目の所に座ってますよね。塩爺とか、石原議員とか。

昔のアナログ放送だと、解像度も今ほど無いし、ノイズも多かったので、よほどアップにでもならない限り「あれ、これは有名人の」と気がつくことも無かったわけですが、解像度が向上し、テレビのサイズも大きくなり、くっきりはっきり放送になった地デジだと、普通に撮影しているだけでも結構人の顔が分かります。あれって、偶々その場所にいた人が意図しないで放送されて、その後何か問題がないだろうか。例えば、浮気していた現場が映ってばれてしまったとか(笑)。そういう理由からか、最近街頭インタビューなんかの場面でも、インタビューされている人の背後とか周りを通る通行人の顔にモザイクを良くかけますよね。あれって、プライバシーの問題からそうならざるを得ないとか。今回の事件も、以前のアナログ放送ならまだ「それっぽい程度」だから大目に見ていたのが、地デジになって流石に堂々とはっきり映ってしまうのは不味いだろうという判断になってしまったのかも。個人レベルでもハイビジョンビデオなんて普通に購入して使うことが出来る時代ですからね。普通に撮影したビデオにとんでもない映像が潜んでいた、なんて言うことがこれから色々起こるのかも。

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