母親のスマホが充電出来ないというので、朝から呼び出しがかかり、PD (Problem Determination/問題解析)させられることに。先ずは問題の確認のため、母親の「らくらくフォン」を充電スタンドに置いてみますが、確かに充電ランプが点灯しません。このモデルは、端子が外に出ていて接触して充電するタイプなので、少し本体と充電スタンドを揺らしたり押したりしてみますが反応無し。ここから問題解析のスタートです。
この充電スタンド、一寸変わったギミックがあって、スマホが置かれていないときには充電端子(2極)がスタンド内部に隠れていて、スマホが置かれるとその重みで外に端子が出てきて、スマホ本体の充電用端子と接触して充電される仕組みになっています。そこで、まずは接触不良を疑って、スマホ本体とスタンド側の端子を少し磨いて試してみますが改善しません。次に疑ったのが、充電スタンドまで来ているUSB充電ケーブルで、ACコンセントに接続すると、反対側はType-BのmicroUSB端子になっているコネクターを、充電スタンドに挿入するもの。別の同様のmicroUSBの充電コードと差し替えてみましたが、やはり問題は残ったままで改善されません。最後の切り分けとして、そのmicroUSB端子を、直接スマホ本体の端子に接続して見ます。で、接続するとスマホ本体右上の充電ランプが点灯して、清浄に充電が始まりました。これでどうも問題は、スマホの充電用スタンドにあると特定出来ました。
分解して中を見ようとしてみたんですが、接着されているのか壊さないと駄目みたい。まぁ、直すのも面倒なのでdocomoのオンラインショップサイトに飛んで、同型機を探してみます。もう4年位前に購入したものなので、もしかしたら網廃盤かなと思ったんですが、幸いにもまだショップに掲載されていて、しかも価格は「660円(税込)」(笑)。早速オーダーしましたが、送料として500円加算されて消費税が掛かって、合計「1,210円」のお支払いとなりました。幸いにもdocomoのポイントがたまっていたので、全額ポイントで精算。二日後位には届くようなので、母親への対応は二日ほど我慢すれば何とかなりそうです。いゃ、micro USBの端子を本体に接続するなんて、高齢者には難しい作業で出来ないんですよね。しかも、その本体の端子には防水用のカバーが付いているから、それを開いてから接続する必要があるし、micro USBだけど本体側の端子は上下の区別が付きづらい特殊な形状をしていて、私も最初迷ったくらい。凄く、ユーザーアンフレンドリーなデザインでした。
らくらくフォン自体も、その特殊なI/Fゆえに説明する方も操作慣れしていなくて大変だし、利用者の方も逆に分かりづらい部分が多いみたい。確かにアイコンとか大きくて見やすいのだけれど、その為に何階層も移動したりしないと目的の箇所にたどり着けなかったりして、逆に大変。ネットなどでは、そう言う特殊な操作やI/Fを嫌って、誰でも使っていて説明できるiPhoneに乗り替えさせる話をよく目にしますが、本当、次は自分もそうしようかと思うくらい。docomoさんも大変だと思うけれど、やっぱりまだまだ苦労が絶えないデバイスであることは確かと、身に染みて感じた朝でした。
[2021年8月13日追記] 注文していた充電スタンドが届き、早速USBケーブルと接続してスマホをセット。一呼吸置いて、スマホの充電LEDが赤く点灯してくれました。やっぱりスタンド内部の問題だったと再認識しましたが、何が原因なんだろうか。このスタンド、スマホを上から置く(挿入)すると、そこにある突起が押されて沈み、それと連動して背面から充電用端子が出てきて接触する仕組みになっています。その部分はちゃんと動作していて、端子を磨いても駄目だったので、内部的に配線が断線でもしていたんだろうか。まぁ、これでクライアント(=母親)も納得したようなので、一件落着です(笑)。
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