2021年8月22日

有名人の一言

昨日の夜、たまたまチャンネルが合ったTBS系列の「新・情報7daysニュースキャスター」を見ていたら、コメンテーター(で、良いよね?)のビートたけし氏が、「去年の第2波感染拡大の時にちゃんとやらず、今の第5波では後手後手に回り」と政府の対応を批判していたんですが、それは一寸違うよなぁと思いながら暫く話を見ていました。べつに政府や与党の肩を持つつもりは無いけれど、少なくとも丁度1年前の去年の第2波の頃は、規模は今の1/10位で行動自粛と所謂「ファクターX」のお陰か、日本は他国と比べて圧倒的に低い(=良好)な結果だったわけで、それは認められるべき。当時は、まだワクチンの「ワ」が見え始めた頃で、どうなるか分からない状態の中、早々にワクチン確保にも動いているし、それはちゃんと認められるべき事だと思う。

ワクチンの履歴としては、確かに初期の新型コロナウイルスから派生した、デルタ株やさらに協力な派生株が今は主流になっているので、去年の感染が再び拡大しているという言い方も正しいのだろうけど、個人的には同じコロナ型ウイルスの新しい感染が広がっているくらいの認識が合っている気がします。感染拡大時期にも差があったし、実際コロナウイルスのタイプも異なるからそうなったんだろうけど、SARSとMARS位の感じで、第2波と今のデルタ株の第五波は考えた方が良いんじゃ無いだろうか。

とは言っても、新しい解決策としてはワクチン接種が今拡大中ですが、まだその効果を十分に発揮するまでには至っていない。それがあれば、もう少し拡大スピードも落ちていただろうし、もしかしたらもうピークも過ぎていたかもしれない。ただ一方で、第1波第2波位まではそれなりに国民も理解して努力していた人流抑制や、三密回避にマスク・手洗いという基本的な対策がおざなりになってきているのも確かで、そこから漏れて角栓拡大してる事も、今の拡大理由の一つだと思う。と言うか、以前だと半信半疑でもそりなりにマスクとかしていたけれど、今はちゃんと理解してマスク徹底して居る人と、逆にもういいやと諦めなのか周りがしているからとフリーライドするからなのか、意識的にしない人、るを無視する人が増えている気がします。若い世代に感染者が広がっている要因も、そう言う有る程度の無茶をする・出来る世代という事と重なっている気がするし。

感染拡大を受けて開催を中止するイベントがある一方、甲子園とか東京パラリンピックとか制限付きながらも開催するイベントもあるわけです。芸能人、あるいはタレントさんとしては、やはりそう言うイベントが以前のように開催される事が一番のゴールなわけで、それに向けて何か可能背制のある発言をするなら分かるんですが、幾ら知らない情報があったとしても、もう文句だけ言って済むときではない気がします。一年間、色々苦労して色々なやり方とかアイデアをだして、どうしたら周りの理解を獲得しつつ、参加者、アーティストや観客に関係者の安全を確保しつつ、でもイベントとしての賑わいや楽しみを減じること無く実行出来るか。そう言う知見がもう積み重なってきていて実行出来るんじゃ無いだろうか。日曜日のワイドナショーに、西川貴教氏が出演していて、今年のイナズマロックフェスの話をしていたけれど、彼なんか見聞きした範囲だけでも真剣に努力を積み重ねてきている気がします。政権批判は批判ですれば良いけれど、それとは別に今できることやれることに関しては、もっと前向きな考えや発言が欲しいなぁ。それが世の中を少しずつ動かしていく、最初の動機になると思う。

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