都内渋谷で始まり混乱からスタートした、若者向け接種。初日の混乱が大きくメディアに取り上げられたけれど、先着順を抽選に切り替えたり、その混乱の様子が報道されたからか、徐々に落ち着いた状態になっているらしい。まぁ、ワクチン接種が始まり高齢者対象の時にも、やれ申込方法が分からない、予約システムに繋がらないと色々トラブルが発生して批判されたけれど、何事も最初のスタートがスムースに進むという事は中々無いし難しい。
まぁ、どう言う根拠か分からないけれど、都内だけでも何百万人近い対象者がいるのに、一日200名とか300名の抽選枠に殺到するだろう事は、予想できなかったのだろうか。誰が悪いとか犯人捜しをして観てもしようが無いことだけれど、それでもこの手の募集に関してのKnow-Howはそれなりに色々なケースで蓄積されているだろうし、もう少し事前に配慮があっても良かったと思うけれど。
オペレーションに関しては、責任者である東京都の問題だと思うけれど、一方でこの状況を伝えるメディア側にももっと対応して欲しいのが、他の接種機会もいろいろあるのだから、そう言う事をもっと告知するべきではと言う事。年齢という切り口では、この渋谷のケース以外では中々無いのかもしれないけれど、 職域接種であれば自分の所属している職業群とかで接種する事も可能。実際渋谷のニュースが報道されると、例えば清掃業関係の職域接種でこの年代の接種も可能という記事がTLに流れてきたりしていて、それ以外にもまだ余裕のあるところの情報も。オペレーションの不味さを批判するのも良いけれど、それ以上に必要な「若者世代が接種出来そうな場所・機会の情報提供」の方が、今は優先順位が高いはず。結局は、そう言う本来の利益提供では無く、自分達が煽って視聴率を稼ぎたいという利益誘導の方法としかメディアは考えていないからなんでしょうね。
メディア特に影響力の大きいテレビが提供する報道で実際に利益になる事って、考えてみたら「買い物」とかの情報しか無いんじゃ無いだろうか。BS/CSではコンテンツの殆どがテレビショッピングだったりするけれど、最近では昼間の時間対でもテレビショッピングが流れているし。さらに、最近よく見る「〇〇企業の秘密」みたいな特集や特番も、いかにも成功している企業を取り上げているように見えて、結果的にその企業や企業の商品を宣伝しているわけですからね。どの程度の信憑性があるか不明でも、「〇〇が血圧を下げる」とか「中性脂肪は〇〇で減る」みたいな放送が流れた翌日は、スーパーからその商品が消えることは普通の減少。「広告」とは銘打っていないけれど、企業側としてもゴールデンタイムに取り上げてもらえれば、それはそれで大きな宣伝になるわけだから取材にも好意的に協力するだろうし。そこは、視聴率の取れる番組を作りたいテレビ局と自社の宣伝をした企業側との「Win-Win」の関係が見事に見えます。結局は、メディアとしては若者離れしているから余り興味が無いのだろうか。流石にそこまでは行っていないと思うけれど、それでも本当に必要な情報を今提供しているかと考えると、そうじゃ無いと強く感じますね。
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