2021年8月29日

密集都市化

近距離即納に特化した宅配サービス「OniGO」の記事。 実は、この記事を読む前にテレビで紹介している番組を観ていて、そう言うニーズもあるよねと納得していたところ。「OniGO」という名前は、「鬼Go!」という意味何だろうか(笑)。それにしても、6月に起業して2ヶ月でフルスクラッチからアプリを開発して、ビジネススタートしてしまうという、そのスピード感が凄いなぁ。

このビジネスモデルの売りは、「注文から10分以内の配送」という点。10分であれば、通常の宅配サービスの様に配送日時に待機する必要も無いし、置き配などの東南の新馬医をする必要も無い。ただその為には、配送エリアが店舗から1km以内という制約があり、今後かなりメッシュ化していかないと広範囲の地域サービスには成らないリスクも。また、扱う商品もそれなりに限定されるみたいですが、これは日々使う消耗品補給が中心になるだろうと考えれば、そんなに大きなリスクでは無いだろうし。

一般の宅配だと、これまでだと翌日とか翌々日配送というものが標準だったのが、市場大都市圏では即日配送なんて言うサービスもあります。さらに早い配送が必要な場合には、バイク便なんていう手もあるわけで、やはり「注文してから直ぐに入手したい」というのは、結構大きな欲求と言って良いでしょうね。理想的には、店舗に出かけてその場で商品購入したいのが最大の欲求だろうし。ただ、その為には出かける時間、荷物を持つ歩くコスト、それが難点。そう言うペインポイントを納得出来る範囲で解決出来るサービスが宅配サービスだし、今後はこう言うその中でも個別にペインポイントを解決していくサービスが出てくるんでしょうね。ただ、こう言う速攻サービスが可能なのは、やはり密集している都心部だからこそだとも思う。でも、浜松市なんかでも最近は駅周辺の市街地でマンション建設が進んでいて、一度は校外に転出した人口のうち、特に生活の質を要求するリタイア後の高齢者層が戻ってきているらしいので、その地域限定としたら地方でもそれなりにこの手のサービスは可能性有りでしょうね。「10分配送」が、地方だと「15分」とか「30分」くらい迄なら十分にメリット有りだと思うし。

一方で、そう言う恵まれた立地に住んでいない人に対しての遡及はどうするかというと、やはり中々大変だと思う。地方だと、一家に数台の軽自動車なんて普通にあるので、高齢者でも運転して買い物に出かける場合も少なくない。また、自宅の密集具合も地方ではとか意図は格段に違いますから、配送効率もかなり下がるでしょうね。だから、個人的には10分サービスも良いけれど、定期的な巡回サービスみたいなものでも良いんじゃ無いかと。例えば、一日に3回、10時、14時、18時に巡回サービスカーが商品を搭載して到着するみたいな、時間固定サービスも有りなんじゃ無いかと。場合によっては、直接自宅まで来て貰っても良いだろうし。健康確認等も含めて、国の補助とか引き出せたら、過疎地域なんかでは受けそうな気がする。まぁ、浜松の田舎の自分ちの回りでもUber Eatsサービスが始まるような時代だから、後暫くしたらこのサービスも始まるのだろうか。ちょっと期待しよう(笑)。

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