ITmediaの記事から、京セラドームでビールの売り子さんを呼び出すことが出来るスマホアプリの話。スポーツ観戦、特に野球なんかのように広い会場で観戦経験があるとよく分かるんですが、ビール飲みたいときになかなか売り子さんが来てくれないという経験は誰にでもあるもの(本当か?)。今はスマホの位置情報機能を利用して、こういう呼び出しサービスがどんどん提供されていますが、先日訪れたSF 49ersの新スタジアム、Levi's Stadiumでも面白いサービスがありました。
このスタジアムでは無料Wi-Fiがサービスされていて、それを想定して施設内でのNAVIアプリが提供されています。施設の案内とか試合の写真とかのサービスに加えて、施設内の売店に予め注文しておくと、それを優先して受け取る事が出来るんですね。しかも、このフードサービス、専用のレーンがあるので、そこに並べば直ぐに自分の注文した食べ物や飲み物を受け取ることが出来る。このレーンは、開いていても普通の注文の人は並べないので、ほとんど待ち時間ゼロで自分の食べ物を受け取ることが出来て、これは凄く便利そう。実は私も利用してみようと思ったんですが、このスタジアム内のWi-Fiサービスが全然繋がらない。諦めてAT&Tの4G回線で繋ごうと思っても、こっちも満杯なのかなかなかスムースに動きません。実は、観戦した49ersの試合の一週間前に、サッカーの試合があって、この時は2万人くらいの人が入場したらしいのですが(最上階のスタンドは開放しなかった)、その時にもWi-Fiやネット接続が出来ないという問題が出ていたそうで、まぁ暫くは混乱しそう。
この時の旅行で登場したUAの機内でも、Wi-Fi接続を前提に、パーソナルモニターの代わりに自分のタブレットやスマホでエンターテイメントソフトを利用するような方法が提供されていました。スマホという携帯デバイス利用が一般化してきている現在、こういう懈怠のサービス提供はどんどん普及するんだろうなぁ。これ、利用者側のメリットは勿論、販売側にしても、顧客の履歴管理も出来るし、ビッグデータ利用を考えると、かなり友好なシステムになりそう。一年二年では無理かもしれないけれど、今後データを蓄積して天候との相関関係とか、シーズン中の盛り上がり具合での販売品目の売れ筋死に筋の判定とか。
私は新幹線移動や鉄道利用が多いので、もうJR東海のEX-IC/Plus-ICは手放せません。こういうモバイルアプリは今後もどんどん増える事は確実ですが、例えば時々JR東日本の駅ネットを利用すると、I/Fの違いや操作スキームの違い、さらには利用方法とか、あまりの違いに戸惑います。技術的、企業的利用は色々あると思うけれど、シームレスに利用したいユーザーの希望も強いわけで、何かそう言う統合的なサービス提供を検討して欲しいですよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿