2014年8月8日

匠産業 (2)

ジブリが解散か、というニュースが数日前に流れましたが、ジブリの鈴木プロデューサーは「解体では無く、小休止。長編から、短編にも」というような話をNHKの「あさイチ」で語ったというニュース。多くのジブリファンは、これでちょっとホットしたのでは。世界的にも知名度の高い会社でもあるし、作品への評価も高い物ですから、このままフェードアウトするだけで無く、何かの形でDNAは残していって欲しいですよね。

例えば手塚アニメの場合、アトムとかシンバとか、そのキャラクターが出演する物語とは独立してずっと愛されているし評価されていますよね。一方で、トトロとかそれなりに印象のあるキャラクターはあるけれど、どちらかというと作品自体の評価が高いのがジブリアニメじゃ無いかと感じるわけです。その場合、作品に対しての興味ってその作品が出てこないと再認識されないけれど、キャラクターが独立して愛されていれば、時間の制約っていうのはかなり弱まります。また、そのキャラクターだけで可能なビジネス範囲も広がりますし。そう言う意味で、ジブリは何かシリーズ物みたいな作品があれば、もう少し替わったのでは無いかという気もします。ディズニーで言えば、ミッキー等のディズニーキャラクターとか。

今後短編制作へのシフトも伺われる発言ですけど、是非何かジブリらしいキャラクター群を付くって欲しいですよね。今のように、作品の中で生きるキャラクターも良いけれど、キャラクターから生み出されていく新しいストーリーもあると思うし。そう言うビジネスモデルの変革っていうのが、今今のジブリで一番要求されるアクションなのかも。

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