2014年8月27日

クアッドコブター

広島での土砂災害は、まだまだ不明者も多くその被害の程度も大きく予断を許しません。その状況を、メディア各社は毎日朝昼晩と伝えていますが、今回印象に残るのがクアッドコプターを使った映像を多様していること。まだ地盤が不安定で二次災害が予想されることや、まだまだ土砂撤去作業が進まないことなどから、人力で被災地に入ることも制限されている状態。通常ならば、ヘリコプター等で空撮するのでしょうが、高度が一定以上必要な事から詳細な地上の様子を撮影することは難しい。また、山間部は森林に覆われているので、地上の様子なども分かりにくい。そこで今回は小型のリモコン式のヘリコプターにカメラを搭載して、それを被災地や山間部に飛ばして映像を撮影しています。

正直なところ、驚くほど鮮明な映像で、しかも地上すれすれから100m位までの高度を自由に遷移できるので、ある程度の範囲の俯瞰図や、地上付近の詳細な映像など、これまでに無い精細さと解像度で我々に提供されています。これまでだと、GoProあたりのカメラを設置して、それで撮影するだけなのかもしれないけれど、今の映像を見ていると、どうもリアルタイムで映像を見ている雰囲気が合って、あれはカメラとトランスミッターを搭載しているんだろうか。操縦にしても、遠くからでは詳細な操作は出来ないだろうから、見ているとカメラで撮影した映像を見ながら操作しているように見えるんですよね。どの当たりの無線を使っているのか。それに、普通のリモコンでは精々数十メートル位の捜査範囲だうろから、あの操作用のリモコンというか無線操作もどうなっているんだろうか。

最初、このクアッドコプターが登場したときには、高価なオモチャと思っていたけれど、改良していけばかなり色々な用途がありそうですね。こういう災害時の状況把握の手段としては非常に有用だし、例えばローカルな渋滞情報とか、場合によっては自律飛行機能が有れば、山間部の農業状況把握とか、機械化にも役立ちそう。AmazonやDHLがこういう機械を利用して、無人搬送を考えるのも納得できます。是非有効利用して、被災地の早期復興に役立てて欲しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿