明けて、ボストン滞在最初で最後の一日。特に何処が何をしようか計画無しで来たので、まず最初の場所を何処にするかで迷います。実は出かける前は、久しぶりにボストン美術館を訪ねてみようかと思っていたんですが、気持ちの良い気温で言えば22~23度位の天候の中、建物の中に入って過ごすのは勿体ないと言う事で、外に出かけることにしました。
幾つか候補はあったんですが、久しぶりにハーバード大学のキャンパスに行ってみることにしました。最近は、色々な騒動で有名になってしまったけれど、まぁ世界で一番優秀な学生・研究者が集まる場所の一つと言って間違いない場所。ホテルから一度空港のターミナルに出て、そこから空港内のシャトルでBlue Lineの空港駅まで移動。そこから地下鉄"T"を乗り継いで来ました。この日のボストンは天気が良く、でも日本みたいに蒸し暑いことも無く最高の天気。しかも大学構内には沢山緑がありますから、そのままハンモックでも持ち出して昼寝したいくらい。本当に、こちらの大学の施設には何処に行っても羨ましいばかりです。暫く大学の構内や、近くのショップを見た後、お昼と買い物を兼ねて、Copleyへ移動しました。
地下の駅から地上に出ると、丁度Copley Squareで金曜日のマルシェが開催されていました。日本では自分は余り見る機会が無かったのですが、こっちの野菜は色彩もそうだし形も日本の物とはかなり違うので、見ているだけで楽しくなります。本当なら、何か買って自炊でもしたいところですが、そんな時間も余裕も無いので見るだけなのが残念。
野菜だけで無く手作りのクッキーとか、蜂蜜とか、やっぱり最近の流行なのか自然食材系の素材とかが中心でしたね。結構大量に買い込む人とかいて、週二回の開催なのかな、地元では定着しているんでしょうね。私も、もしBostonに住んでいたら迷わず通いそう。
で、この後Prudential Mallまで歩いて、まずはお昼を取ることに。最初はフードコートで簡単に済ませましょうと思っていたんですが、12:30頃で既に混雑して一杯。で、フードコートを出て少し歩くと、"Legal Sea Food"というお店があります。ここ、これまでも何度かお店の前は通っていた物の、ロゴの魚のマークがなんか昔の「泳げたいやき君」みたいでふざけているなと思いつつも、直ぐに座れるというので今回利用してみました。結果、大正解。白ワイン1杯に、カップのクラムチャウダー、クラブケーキで税・チップ込みでUS$40ちょっとという値段は少し高めですが、味も良かったし雰囲気も良かったし、予想外でした。後で調べてみたら、評価も高く是非次回は夜に訪れてみたいなという印象のお店でした。
お腹も一杯になったので、今度はQuincy Marketへ移動。ここもぶらぶらと通り抜けて、海側まで出てみました。途中、ストリートパフォーマーが何組も出て縁起をしていたけれど、何かイベントだったんだろうか。盛り上げ方と良い、その技術といい、なかなか侮れません。
Bostonは8月と言う事でもっと暑いかと思っていましたが、前後の気温を見ると20度台の中頃位で、海に近いせいか風もあって凄く過ごしやすい天候でした。本当、1日だけでは勿体ないくらい。昔の会社の後輩から、彼の弟さんが住んでいて良い街ですよと聞いたのが切っ掛けで訪れて以来、そのこぢんまりしたサイズや、新旧の文化の混在、食べ物の美味しさ、何となく親しみやすい雰囲気など、お気に入りの街の一つになってしまいました。冬は寒さが厳しいので大変だけど、こういう季候の良いときにまた訪れてみたいですね。
その後、ホテルに一度戻ろうとBlue Lineの駅に向かったら、直近のGovernment Centerの駅が工事中で更地状態に。地上部分が完全に瓦礫状態になっていました。Blue Lineは取りあえず普通に運行していたので、通過しているだけなんだろうか。2年後くらいに、ガラス張りの四角い駅舎が出来るようです。ここは初めてBostonに来たときに降りた駅でもあるので、ちょっと名残惜しいですね。次は新しい駅舎が出来た頃に来ようかなとちょっと思ったりしました。
短い滞在となったBoston。気候も良かったので、もう少し日程を取れば良かったかなと後悔しました。一度ホテルに戻ると、夕食は空港に出るかホテル内でとるかしかありません。空港に行くのも面倒なので、ホテル内のレストランへ。金曜日の夜だから、空いているかと思ったら満席で待ち行列も。ホテル内で食事を採れる場所はここだけですからね。それでも直ぐにバーカウンターに座れたので、軽く飲みながらお摘まみを少し食べてこの日の夕食はお終い。翌日のSFO行きのフライトは、朝7:30頃と早いので、早めに荷造りをしてベッドに入りました。(続く...)
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