2014年8月29日

最低の行為

埼玉県で発生した盲導犬への殺傷事件。横浜の会社に朝向かうとき、利用している私鉄に時々盲導犬を連れた方が上洒落ることがあります。階段位置の都合だと思うのだけれど、毎回同じ車両の同じドアの当たりに乗ってこられます。朝の通勤時間帯なので、車内は結構混雑していて、私もある時は列車が揺れたときに足が動いて、床に伏せていた盲導犬君の前足を踏みそうになって慌てたことがありました。私は週に一回しか遭遇しないわけですが、多分他の日も乗車しているんでしょうね。通勤電車って、大体乗車する時間帯や車両位置って決まってくるので、周りの人も何となく慣れた雰囲気を感じます。丁度同じ駅で下車するのですが、先にこの二人を卸すように周りで譲り合う事も。

盲導犬、あるいは介助犬でも同じだと思うんですが、残念ながら人間よりも動物の方が寿命は短いから、どうしてもいつかは盲導犬/介助犬が居なくなります。犬の寿命が15年として、10年程度何だろうか。長いようで短い期間だけど、だからこそ盲導犬にとってもその補助を受ける人にとっても、普通の人の10年の何倍もの濃度があるんでしょうね。それを考えると、声を出さないことを良いことに卑劣なことをするヤツ(あえて「ヤツ」)は許せない。大体、普通に盲導犬が立っていても立っている人間の膝くらいの位置ですよね。どうやってこういうことをしたんだろうか。椅子に座っていて目の前の盲導犬に悪戯したのか、あるいは専用の何か器具とか準備したんだろうか。そう言う下らないことに手間を費やすなら、黙って座っていて欲しいですよね。

良い言葉では無いけれど「犬畜生」ということ罵声語があるけれど、本当それ以下のヤツですね。先日、犬用のGoProが発売されたけれど、車のドライブレコーダーならぬ、盲導犬/介助犬用監視レコーダーみたいものが必要になるんじゃないだろうか。でも、そんなこと以前に人が人として普通の気持ちを持つだけで、こんな事は絶対起こらないはずなんだけど。何も出来ないけれど、盲導犬「オスカー」君の傷が早く回復し、少しでも人間不信が減ってくれることを祈るばかりです。

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