2024年1月4日

フットボールはディフェンス

箱根駅伝が終わり、ライスボウルが終わり、2023年シーズンのスポーツは自分的には大晦日を迎えて、今日からは2024年が始まる感じ。何故「箱根駅伝」と言われるかもしれないけれど、2日と3日のテレビのチャンネルは、ほぼ一日箱根駅伝が占めていて、その箱根駅伝の復路ゴールした後くらいから、3日の15:00からライスボウルが始まるのがお正月三が日最後の儀式だから(笑)。箱根駅伝に関しては、スタート直後の一区では青山学院は少し出遅れた感があったけれど、二区移行は完全に「強いときの青学」の走りで、三区で逆転した後は終始リードを維持して盤石の勝利。「強いチームというのは、こうやって勝つんだよ」と示されたような内容でした。

で、ライスボウル。三年連続の富士通vsパナソニックの対戦で、新鮮味は無いけれど試合内容はいつも通り力のあるチーム同士のがっぷり四つに組んだ試合。結構自分なりに試合の戦略・戦術的な部分を考えながら観戦したつもりですが、一番印象に残ったのはどちらのチームもディフェンスをかなり意識していて、相手のキープレーをどの様に潰すかしっかり準備してきた印象。勿論、どんなに準備をしても100%完全なプレーは無理だけれど、これまでの試合だとそのキープレーが失点に繋がる大きな要素だった物が、出されてもその後のシリーズ内容に余り影響しないような、やはり実力のあるチーム同士の戦いだと強く感じた試合でした。

それは得点が、富士通16-10 パナソニックと、アメフトにしてはロースコアーの結果になったから言うのでは無く、試合の様子を見ていると、どちらのチームのオフェンスが少し元気がないように感じるのに対して、ディフェンスはどちらもかなり気合いが入っているように感じたから。余りに気合いが入りすぎて、ちょっと反則じゃ無いのという疑惑のプレーも散見されたけれど、あの辺りはもう少し厳密にジャッジしないといけないのでは。今回の審判団は、関東・関西の混成チームでしたが、結構関東と関西の判断基準には違いがあって、試合をするときに違和感を感じる事もあるからなぁ。

この二強をどう崩して破るのか、2024シーズンの残るチームの課題はかなり大変そう。単に選手だけ集めてきても勝てないのが、アメフトの難しい所ですからね。少し前には、オフェンスを徹底的に強化して、とにかく点の取り合いの殴り合いの試合で勝ち抜くという感じのチームが増えたけれど、最近の強いチームを見ていると、とにかく相手に点を与えずに、最少失点で耐えつつ味方のオフェンスが点差を広げていくのを待つ、みたいな感じのゲームプランがとられている気がします。まぁ、言うだけなら簡単なんだけれど、その為には強いDL、敏捷なLB、そしてレシーバーに抜かれない速いDBと揃わないと中々そういうディフェンスは作れないからなぁ。パナソニックは、更に強力な選手勧誘をするだろうし、富士通もこう人材を確保しつつチームの質を高める事に専念するだろうし、後に続くライバルチームはどうしたら良いんだろうか。なかなか頭が痛い2024シーズンになりそう。 

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